シュタインズゲート 感想文 バタフライエフェクトではない、インターステラーだった


シュタインズゲート 感想

「簡明直截なダイアグノーシス」

(エッセイを読むのが大好きなのでシュタゲの感想も堅い真面目なエッセイ調に書こうと思いましたが、見事に失敗しました。圧倒的な文章力の無さが原因です。支離滅裂で読むに耐えない文章になっていますが、どうかお付き合いをm(__)m)


シュタゲとの出会い
友人からの熱い推薦で見ることに。名前も知っていたし評判の良さも知っていたけど気乗りせず。
乱暴な言い方になるけど僕は色んな属性を持った女の子が出てくるいわゆる"萌え"アニメや"ハーレム"アニメが少し苦手なのだ(萌えやハーレム好きの人ごめんなさい)
どんなに可愛い女の子の笑顔を見ても、その裏では円盤やグッズを購入させようとする製作の背景が思い浮かんでしまう。
勘違いして欲しくないのは二次元の女の子は大好きだし十分性の対象として見てる。お気に入り虹画像のフォルダを見直したが109枚しっかり保存されていた。もちろん見せることはできんが。アニメという媒体での萌えがどうにも受け入れられないらしい。
話を戻そう。そんな訳で見始めるのが随分遅れてしまった。。

結果的にこの作品をそこらの萌えアニメと勘違いしてた僕はとてつもなく愚かだったみたいだ。見事な傑作だったと言わしていただきたい。
どこが傑作なのかを長文で具体的に書いていこうと考えたが、難しいのでやめておく。というかできない。月並みな解説はできるけど、伏線がどうとかストーリーの構成がどうとかなんてのは求めてられていないのも理解している。次項から傑作と認めた上で僕が思ったことをひたすらに書いていく。

⚠︎ここから口調が安定しなくなります!

「序盤は今思うとアリ」

シュタゲ見た人みんな言ってるけど
「最初は微妙、後から面白くなる」
ホントにそう思った。それな。
これは見た人みんなそう思うのかな?もちろんぼくも同じ! 正直な話最初ムカついてました。
"最初つまらないけど後から良くなる"これってシュタゲに限った話じゃなくドラマとかアニメでよく聞くフレーズだけど僕は結構嫌いなんですよね。
映画ならまだしもドラマ、アニメは数十話全部見せて一本の作品じゃん!
見てほしいなら最初から観客引き込めるよう努力しろ!
途中で見るの切った後全部見たやつにあそこから面白くなるのに…って言われるのも腹立つ!そんなにこっちは暇じゃない!
しかも話を聞くとシュタゲが面白くなるのは9話だとか12話だとか、、そりゃ半年かかりますよと。
頑張って12話まで見たら確かに面白かったです。やっとシュタゲがスタートした、はいそう思ってました。

ただ、序盤は序盤で面白かったのかな?と今思い返している。テノヒラクルーはよくあること。
ラボメンの日常回が続く中、水面下に絶望が近づいていくあの感じ、平和なはずなのにどこか不気味な雰囲気は今思うと魅力的だったのかも。
※1(一見普通だけどどこか怖い話とか大好きだし)
ハーレム系だと思い惰性で見ていた自分がバカだった。もう一度見直したい!

※1こういうのが好きな人は
「Doki Doki Literature Club」で検索してね!YouTubeで実況見るのもアリ

さて問題?の12話!ずるい12話
こんな展開ズルイよね、面白くなるに決まってる。ここから自分もズルズルハマり出しました。もうちょい早くこの展開にできたろうとは思うけど前フリが長いほどどんでん返しは効果でるもんね。と、冷静に分析してるけど見た時は震えが止まりませんでした。
放送してた当時ネットお祭り状態だったろうな…製作側は絶対ドヤ顔してた。想像すると腹立つ。

12話以降は割と一気見だった気がする。
色々あったね、バイト戦士とダルのくだりとかよきよきだった。僕はダルくん好きだし。正直ハイペースだったので細かいとこはそんなに覚えてない。なぜならあるキャラが素晴らしすぎて他のキャラが霞んでしまったからだ。


一にも二にも三にも四にもクリスがさいっっっっっこうでした!素晴らしいキャラ!
最初そんな好きじゃなかったけど14話でやられましたわ……
バカにしてたけどツンデレってすげえわ!ツンデレサイコー!キャラ属性界の王様だね!カッコつけてクーデレ好きとか言ってた僕が間違ってました。
(クーデレも好きだけど)

他にもシュタインズゲートではクリスの個人的神作画がいくつかあるので後述で語りたい。ヽ(*゚д゚)ノカイバー


さて、ここでシュタゲを見ていてずっと思っていたことを書き留めたい!
この作品何度も言ってるが傑作だ。それは間違いない。
ただ、ある「映画」を既に見てしまった人からするとどこか違和感、既視感、デジャヴを感じてしまうのでは?

これ「バタフライエフェクト」のパクリじゃね?

以下 あらすじ
エヴァンは幼少期に記憶の欠落が複数あった。大学で記憶の研究を始めたエヴァンは、日記を読んで過去に戻る能力を持つことを知る。初恋の女性・ケイリーを自殺に追いやったエヴァンは、幼馴染み全員が幸福になれる道を選ぼうと、過去にワープして介入する。
しかし過去の改変を行なえば行なうほど、事態は悪い方へ転がってしまう。

まぁパクリというのは言い過ぎだったかも
バタフライエフェクトを見た当時僕は中学3年か高校1年だったので正直細かい内容は覚えていない。タイムループしてひたすら恋人を助けようとするが、何をやっても上手くいかない。その斬新なストーリーが印象的だった。
おそらく今見比べると相違点がたくさんあるのかもしれない。もしかしたら似たような映画を既に見ていたことを自慢したかっただけかもしれない。それでも中々頭からシュタゲ=バタフライエフェクトという考えが消えることは無かった。。

だが、

22話 存在了解のメルト

22話の圧倒的神展開の前ではそんな愚かな考えも塵へと消えていくだけだった。。
見る前ハーレム系とか思ってたバカは死んだ方がいい。
素晴らしすぎて、眩しすぎてもうあの回は二度と見れないのでは?幻ではないのか?とも思えてくる。
これ以上書くと痛いポエムが出来上がりそうなので抑えとくが、今まで見てきたキスシーンの中でも上位に食い込んでくる素晴らしいシーンだった。
ちなみに、ここでまた別の映画を思い出した。

平成SF映画の傑作「インターステラー」

以下 あらすじ

近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。
そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男クーパーが大抜てきされる。
そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。
地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤するクーパー。
悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む…。

またパクリだ!とイチャモンをつける訳ではないので安心してほしい。
思い出した理由はシュタゲもインターステラーも根本的なテーマが一緒だということに気づいたからだ。
そのテーマは

「愛は時空を越える」

クサイ言い方になってしまったが、これは自信を持って言える。両作品とも見てくれてれば理解してくれるのではないか。
なぜ?と聞かれたら上手く説明できないから聞かないで。


そんなわけでトントン拍子に最終回まで無事にたどりつくことができた。
23話の胸熱展開とか24話の岡部のリベンジも楽しめた!ちょっと血出すぎだけど

さて、ラストシーン
王道なハッピーエンド、文句なし。
お幸せに。
暇な人いたらバタフライエフェクトを見てほしい。そして両作品のラストシーン見比べてどっちが好みかをぜひ教えてほしい。
その時に僕もどっちが好みかを答えたい。


以上がシュタインズゲートの大まかな感想です。途中何度か映画と比べることがありましたが、そもそもアニメと映画を比べることが正しいのかわかりません。今度ツイッターにいる映画評論家にDMで聞いてみたいと思います。ここまでお付き合いありがとうございました。オマケとして事項では作画についてや書き漏らしたことをちょっと書いているのでぜひ。

作画編
(偉そうに語ってるけどアニメ見た数少ないし、作画とかも知識ないど素人です、それでもよければぜひ)

キャラデザや絵の雰囲気は正直普通。好きでもないが特別気になるとこは無く、1話見てしまえば慣れてしまう。
作画に関しても動きが少ない作品なので気になることはない。シリアスシーンの作画は力が入ってり、セルンの突入シーンや萌郁と鈴羽の銃口向けるシーンは鳥肌もんでした。
あと目が怖いシーン多い。例の綯ちゃんがまゆしぃを……したシーンのあの目やばば。
あの目だけホラー画像で検索するとたまに出てくるんだよね。。もっと可愛いい綯ちゃんがたくさん見たかったよぉ〜(;ω;)
まぁ作画でいったら彼女への力の入れ具合は半端ではない。クリスティーナ、マジでとなりに引っ越してほしい。
あとNo.1作画は岡部とクリスが手を絡め合うシーンね、ここに一番力入れてるんじゃない?
本当にすこすこ、改めて見るとエロチックで芸術的だよね〜

あえて作画のことで言わせてもらうならば、もう少し食べ物を美味しそうに描いて欲しかった。持論だけど食べ物が魅力的な作品はそれだけで素晴らしいと思っています!ドクペは飲みたくなったけど。

最後に色々言いたいこと

もうちょいダルの活躍見たかったなぁ、僕はダル君好きだし。
あとここまで書いて言うことじゃないけどまゆしぃが最後まで魅力的に見えなかった…クリスが良すぎただけかもしれんが。
噂に聞くとシュタゲ0では評判がいいので期待。
散々クリス良いって言い続けたけどほかのヒロイン(トゥットゥル〜以外)も魅力的でしたね。
ルカちゃんは妹にしたいし、鈴羽も妹にしたい。萌郁さんは職場の先輩、フェイリスたんは同期、まゆしぃは近所の唐揚げ屋でバイト、ここまでみんな俺のこと大好き。でも惜しまれながらも綯ちゃんと結婚するんだ。
そんなシュタインズゲートを見つけるのが僕の本当の役目なのかもしれない。