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訪問する家に中々たどり着けない保健師

これはまだ黒井が新人だったころのお話。
黒井は超方向音痴。
まだ担当地区の地形もよくわかっていない状態。
なので、いつも初回訪問の時はドキドキする。
訪問前に、まずは住宅地図で目的地を確認。
そして、包括の事務所から目的地までの経路を確認。
ここで曲がって、ここで曲がって…と脳内シミュレーション。

さぁいよいよ出発。
あれ、この道で右折?もう一つ先だっけ…?
まぁ、どこかではつながってるでしょ。
そんな感じで、調べたのにも関わらず何となくで進む黒井。
これこそ方向音痴の典型的な行動。

こんなことをしているのでやっぱり迷う。
地図が読めない女、黒井。
スマホの地図ですら、うまく使えず迷う。
なので、10分で着く目的地でも20分くらいは早く出て家に向かうことにしていた。
(それでも迷いに迷ってちょっと遅刻することはたまにあった)

迷わず目的地周辺にたどり着いたとしても要注意。
同じ苗字が多い地区が現在区画整理中で住所と住宅地図の位置が合っていない時がある。
悩んでいてもわからないので、ここかなと思った家のインターホンをとりあえず鳴らしてみる。
が、声かけたら違いますよと言われることももちろんある。
ひどいときは3軒違う家を回った末にようやくたどりついたこともあった。

こんな感じでなかなか目的地にたどり着けないので、基本的には自転車で行くことにしていた。
車だと小回りきかないが、自転車だとうろうろできてちょっとはましになるし、色々な道を覚えることができる。

方向音痴あるある。
①行った道と帰る道、同じ道でも景色が違うので曲がる場所が分からなくなり、迷う。
②迷うことを見越してめちゃくちゃ早く行くのに、結局迷いまくって遅刻。

こんなに方向音痴の黒井でも保健師として訪問できていたので、なんとかなるものだなぁとしみじみ思う。

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