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やさいブログ

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野菜や農家さんについての情報や考えの一端をお届けしています。気になるテーマがありましたら、ぜひご覧ください。
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2023年9月の記事一覧

“規格外”野菜について考える

最近、猛暑や雨不足による生育不良の影響で野菜の価格が高騰しているというニュースを目にしたり、スーパーなどでの買い物の際に実感をしている方も多いのではないかと思います。 家計としては厳しいと感じられる方もいるだろうと思う一方で、肥料を始め、燃料や各種資材などの価格が上がり生産コストが上昇する中でも価格に反映することが出来ていなかった農産物。個人的には現在の流通量の減少に伴う価格高騰が落ち着いた後、元の価格に戻るのか、生産コストの上昇を踏まえた価格になるのかが、とても大切な分岐に

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のらくら農場さんの組織図

保けん野菜には、加入者のお子さまと一緒に、いつも食べている野菜を起点に、自由に興味関心をひろげながら学ぶ、子どもやさい研究会という場があります。それに当たり、私自身が改めて生物の生態について学んでいるのですが、本日は、そんな生物の生態とリンクすると感じている、のらくら農場さんの“組織図”をご紹介させてください。

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味つけの豆知識

先日、保けん野菜の加入者さまとゴーヤの苦みについてのやりとりをする機会があり、こんなお話を伺いました🥒 様々な要素が絡み合っているかと思うのですが、その中でも“味の相互作用”が一定関わっているのではないかと思いました。体感として知っていることも多いかと思いますが、このやりとりをきっかけに改めて試したり調べたりしてみた内容を、お伝えさせてください😊

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野菜の価格について考える

保けん野菜では、一般的な野菜セットの定期購入サービスと比較して、高い価格設定をさせていただいています。加入いただいている皆さんには、ご理解をいただき本当に感謝しております🙇🏻‍♀️ 本日は改めて、このような価格設定をさせていただき、農家さんが通常販売する価格よりも高い金額をお支払いしている背景を、お伝えさせてください。

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「体験」としての災害への備え

2023年9月1日で関東大震災から100年ということで、地震や防災について改めて考えた方もいらっしゃるかもしれません。 私自身は先週、友人との防災についての会話をきっかけにキャンプに行ってきたのですが、それに至るまでの災害に対する意識の変化、実際に子どもたちとキャンプをしてみて感じたことをお伝えさせてください。

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子どもの勉強と体験

先日、のらくら農場代表 萩原さんの奥さま(幸代さん)にお声かけをいただき、農場近くの山小屋(森の時間)に塾の夏季合宿で来ていた小学生と、半日ほど一緒に過ごさせていただく機会がありました。 もともとはホテルで勉強合宿をやっていたものを、勉強だけではなく普段はできない体験をしてもらいたいという思いで、コロナ明けの今年から内容を変えて開催したという合宿の様子の一部を、シェアさせてください。

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機械化について考える

先日、とある加工品の試作をしていたのですが、その中で「機械化」について考えさせられることがありました。そこで思い出したので、昨年のらくら農場さんで導入した、玉ねぎを収穫する機械。導入に至った経緯。 農業に関わるニュースなどでも、大規模化、機械化による効率化という話題を耳にしたことがあるかもしれませんし、何より私自身が、のらくら農場さんで働くまでは徹底的に作業効率を上げることが善だと思っていた節があるかもしれません。もちろん、とても大切なことではあるのですが、一方で忘れてはいけ

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祝🎊ないとう農園 内藤さん「小島信夫文学賞」受賞

先月のことになりますが、ないとう農園(埼玉県伊奈町)の内藤さんが、“内藤農園”というペンネームで第12回小島信夫文学賞を受賞されました🎉 作品を読ませていただいてからの皆さんへのご案内となったため、少し時間が経過してしまったのですが、本日は内藤さんの受賞報告をさせてください。

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身の周りに溢れている「とうもろこし」

ないとう農園(埼玉県伊奈町)さんでは、6月中旬から出荷が始まり今週で終了、のらくら農場(長野県佐久穂町)さんでは8月中旬の3週間ほどが出荷できる期間という、1年でも収穫できる時期がとても短いとうもろこし🌽 そんな季節の野菜ということもあり、日常的にとうもろこしをたくさん食べている方はあまりいらっしゃらないかもしれません。しかし世界の生産量No1の農産物でもあり、とうもろこし価格の変動についてのニュースを目にする機会もあるのではないかと思います。 普段の生活ではそこまで馴染深く

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美味しさが増す火の通し方

2年ほど前、のらくら農場で働いていた1年ほどの間、2~3週間に1回の頻度でまかないを作っていました。そして、この頃から圧倒的に作る頻度が増えたのが、野菜を焼くだけ、蒸すだけ、など、火を通すだけの料理です。 今回は、火の入れ方次第で圧倒的に美味しくなるということを実感したのきっかけに、どうやったらより美味しくなるか?を試したり、何が影響しているのか?を調べたりしながら、私の中で行き着いた現時点での答えをご紹介させてください。 結論自体は、皆さんも普段から実際にやっているようなこ

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“味覚”について考える ~メカニズム編~

前回は“味覚”に関するエピソードをご紹介させていただきましたが、今回はメカニズムについてお伝えできればと思います。 特に子どもの味覚形成ということをきっかけに考えた内容でしたが、新ためて子どもに限らず、認識しておくことが大切な内容だと感じたので、ぜひシェアさせてください😊

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“味覚”について考える ~エピソード編~

先日、とても素敵な料理を作る友人と保けん野菜についての話をしている中で、子どもの“味覚”についての思いを伺う機会がありました。保けん野菜で行っている子どもやさい研究会にも通ずるものがあり、まだまだ解明されていないことが多い“味覚”ですが、これを機に改めて考えてみたいと思っています🤔 今回は“味覚”について考えてみるにあたり思い浮かんだ、いくつかのエピソードをご紹介させて下さい🙇🏻‍♀️

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野菜の安全性について考える ~有機栽培~

今回も前回に続き、野菜の安全性についてお届けしたいと思います。 前回は野菜の“安全性”と聞いてまず思い浮かぶ「農薬」についての情報をお伝えさせていただきました。危険、怖いというイメージに結び付きやすい「農薬」とは逆に、今回は安全、安心というイメージが強い方も多いのではないかと思う「有機栽培」について、お伝えさせてください。

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植物が持つ自然毒の力

先日、野菜セットに入っていたズッキーニを食べられた方から、以下のようなご連絡をいただきました。 ウリ科の野菜独特の苦みを多少感じることはあっても、“強い苦味”のあるズッキーニに私自身出は会った経験がなく、どういうことだろう?と調べてみたところ、苦味成分である『ククルビタシン』を大量に含むものが、極稀に出来てしまうという事が分かりました。 そしてこの『ククルビタシン』、食中毒を起こしてしまう可能性のある成分とのこと。改めて、ズッキーニのように普段食べる野菜によって発生しうる食

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