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ポケモン剣盾 発売前システム系情報まとめ

前提

2019年11月7日時点のシステム系に関する情報でこれまでのシリーズとは異なるようなものを抜粋した個人的なまとめ(全てではないです)。リークや新ポケモンの情報は含みません。

ボックスをどこからでも使える

今まではポケセンに行かないと使えなかったボックス機能だったが、特定の場所を除きどこでもメニューから使えるようになる。ピカブイの仕様続投だか完全新作としては初。いつでもポケモンの入れ替えやチェックができるので単純に便利。

オートセーブ導入

ついにポケモンにオートセーブが導入される。厳選できなくね?と思ったがオンオフを切り替えられるらしい。ストーリーはオンにし、厳選時はオフなど使い分ければ便利。厳密には常時セーブではなく、MAP切り替えなどのタイミングのようで、オンの状態でも任意のタイミングでレポートを書くことができるらしい。ストーリー上のレポートし忘れがなくなるのはありがたい(ロトムお疲れ)。実況者の方としてもレポート警察が現れなくなるのは嬉しいのではないかと。

学習装置廃止

学習装置とは、パーティーの戦闘に出ていないポケモンも経験値がもらえるようになる道具。今回から廃止になり、最初からシステムスタンダードとして非戦闘ポケモンに何割か経験値が入るようになる。これはオフにできないらしいので、バトル用ポケモンの育成時には注意が必要か。(予期せぬレベルアップや要らない努力値が振られてしまう)

各種便利機能がポケセンに集約

技思い出しや技忘れ、ニックネームの変更などよく使う機能がポケセンにいる「おじさん」に集約されているらしい。とりあえずポケセンに入ればこの辺りの機能はまとめてできる(全てのポケセンにいるかどうかは不明)。

技思い出しにハートのウロコが不要

技を思い出すためには1回につき1つハートのウロコが必要だったが、特に何の条件もなく思い出させることができる。ハートのウロコの確保は地味に面倒だったのでありがたい。とはいえ最初のポケセンから無条件で技を思い出せるとなると、ストーリー序盤から強力な技が使えてしまったりするので、終盤で使えるようになったりそもそも技思い出しの仕様が変わっているという可能性もあるかもしれない。

もらったポケモンのニックネームを変えられる

人からもらったポケモン(厳密には親のIDが違うポケモン)は一切ニックネームを変更できなかったが、種族名のままであれば変更ができるようになる。親が意図的にニックネームをつけていた場合は変更できないみたい。公式から配布されるポケモンなどもおそらく変更できるようになる。

タマゴ技をコピーできる

タマゴ技(遺伝技)は、通常覚えない技でも他種族のポケモンと育て屋に預けることで生まれたポケモンに遺伝させることができるというもの。今作ではタマゴを作らなくても同種のポケモンどうしを預けるだけで覚えさせることができるらしい。これで既に厳選・育成済みのポケモンでもタマゴ技を新たに覚えさせることが可能になった。「できる場合がある」というようなニュアンスだったので、ただ預けるだけでいいのか、他にも条件があるかなどは不明。

性格によるステータス補正の変更が可能

これまでステータスの補正箇所は変更できなかったので、性格の厳選が必要だった(「控えめ」なら特攻↑攻撃↓など固定で決まっている)。今作は新登場の「ミント」系のアイテムを使用することで、性格そのものは変えずにステータス補正のみを後天的に変更できる。アイテムが手に入ればだが、単純に性格厳選が必要なくなるのは楽だし、同じポケモンで型を変えたいときにわざわざ2匹目を厳選、育成しなくてもすむことになる。また、バトル面とは別に、このポケモンはこの性格が似合うという次元の話でも好きな性格を選べるのは気にする人にとっては嬉しいだろう。

ドーピングで努力値を最大まで上げられる

所謂ドーピング(ブロムヘキシンやタウリンなど)は、累計努力値が100を超えていると使用することができなかった(最大は合計で510)。しかし、今作は制限なくMAXまで使用することができるようになる。ドーピング系アイテムは基本的に値段が高いが、お金さえあればアイテムだけで努力値振りが完結できてしまう。

経験値を数値で加算できる

これまで経験値系のアイテムとしてはレベルを1上げるふしぎなアメしか基本的になかったが、「けいけんアメ」というアイテムにより数値として加算することができるようになる。XSからXLまでありXLならかなりの経験値が加算されるようなので、王冠を使用するためレベル100に上げるのも今までは一苦労だったが、かなり楽になるかもしれない。主にマックスレイドバトルで入手できるらしい。

アイテムを同時に複数使用できる

使用する個数を選択して一気に使うことができるようになる。これまではたくさん同じアイテムを使用するのにも1回1回選択して使用してを繰り返していたので地味に面倒な作業だった。上記のけいけんアメやドーピングアイテムも一気に使うケースが多いと思われるので楽になるだろう。

自動交換機能(マジカル交換)

ランダムでオンライン上またはローカルで近くの人とポケモン交換ができる。これまでミラクル交換としてランダム交換はできたが、いちいち接続してマッチング待機して交換してというのをやらなければいけなかったが、今回は預けておいて放置しておけば勝手に交換され通知が来るので、他の作業をしながらでもできる。

レート戦廃止+ランク戦導入

ポケモンのオンライン対戦といえばレーティング(数値)を競うレート戦だったが、廃止されて代わりにランク戦が導入される。他のゲームでいうとスプラトゥーンのAとかSとかそうゆうやつ。剣盾ではモンスターボールの種類がランクになっている(モンスターボールから始まり、トップ級がマスターボール)。

メガシンカとZ技廃止+ダイマックス導入

Z技は前作からだが、世代を渡って続投してきたメガシンカも今回廃止になる。代わりというのは言い方があれかもしれないが、ダイマックスが導入される。特にここでは詳しくは説明しない、とりあえず1試合に1回だけ、3ターンの間ポケモンが巨大化して強くなる。専用のフォルムを持つポケモンもいる。

ポケモンキャンプ

所謂自分のポケモンたちとの憩いの場。これまでは基本1匹ずつしか触れ合いができなかったが、キャンプに複数のポケモンたちが一緒にいて一度に触れ合えるみたい。関係性オタクには地味に嬉しい。カレーを作ったりするらしい。

シンボルエンカウント導入

ワイルドエリアというオープンワールドチックなフィールドで様々なポケモンがシンボルで出現し、触れることでエンカウントする。ポケモンらしいランダムエンカウントは廃止かと思ったが、ランダムエンカウントも続投らしい。おそらく一部のダンジョンとかで限定的にランダムになったりするんだろうか。

ガラル図鑑のポケモンしか輸送できない

ガラル図鑑に登録されているポケモン以外は「データが存在しない」。これまでも互換切りという言葉があったが、今回は訳が違う。互換切りは過去作のポケモンが一部対戦で使用できないなどという意味だったが、新作にバンクを通して連れてくることはできた。しかし今作はそもそもガラル図鑑に登録されていないポケモンは連れてくること自体ができなくなる。登録されているポケモンであれば、ポケモンホームという新クラウドシステムを通して過去作から連れてくることは可能。

総評(厳選・育成について)

とにかく敷居が下がった。新作が出る度ハードルは下がってきてはいたものの、今回は大幅に下がったと思う。王冠システムも続投らしいので、旅パのポケモンであっても十分バトル仕様に調整が可能になった。地味に面倒だった色々な作業も短縮できるようになって、かなり楽になると思われる。

例えば厳選していない旅パのポケモンをバトル仕様に調整するとしたら以下のようなフローになるだろう。

・ミントで性格によるステータス補正を任意のものに変える(新機能)
・必要なタマゴ技を他の同種ポケモンからコピーする(新機能)
・きのみで不要な努力値を下げる(既存機能)
・必要な努力値を野生ポケモンとの戦闘(既存機能)かドーピングで振る(新機能)
・レベルを100にして王冠を使い個体値を上げる(既存機能)

これでOK。アイテムさえあればっていう条件はあるものの、実現可能だね。


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