強さと支配、個人と民衆、平和と安定と自由のはなし
18-19世紀のヨーロッパの動乱は、中毒で人生を棒に振るほど面白い。
昨日の友は 今日の敵
朝の正義は 夜の犯罪
善悪と政権が目まぐるしく入れ替わる、明日が分からない不安定な世界。
しかし民衆はいつも、「今日強いもの」の味方であり、
なんとなく、現代よりものんびりと生きているように見える。
それは、理念を持つ"英雄"以外は、「自分(とその一族)が生き延びていくこと」だけが重要だからなのだろう。
……逆に言うと、「理念のために、生命すら犠牲にする」それが後世に残る"英雄"にな