今を生きる(原題:dead poets society)〜旅立ちの日に〜
現実感なんてありません。
いつからでしょう?
現実感、高揚感、緊張感。
彼らはどこへ行ったの?
明日の私なんて知りません。
だけど明日は来るのです。
淡々と、淡々と。
どうせ明日も生きている。
昨日の記憶なんてありません。
いつの話でしょう?
さよなら、ごめんね、ありがとう。
すぐに流れていってしまう。
苦労してつくったお城も、
パサパサの砂になって
指の間から流れていくのです。
サラサラと、サラサラと。
だけど指は閉じなかった。
愛したことなんてありません。
愛されたこ