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そこに詰まっていたことすら気がつかないままに

最近読んでいた角田光代さんの本を読み終わった
ドラママチ
「マチ」は「待ち」だと最初の話ぐらいで早々と気がついたのに
「街」も意味しているのだと最後らへんの話のときに気がついた私は鈍感すぎるのか
角田さんがあっぱれすぎるのか

待機されてる本はまだまだあるのだけれど
今は物語じゃないかもしれないなあと
尾崎さんの対談集を読み始めた

こういう時に
タイミングというものを感じる

今の自分はこの本を読むタイミングみたいな
今までずっとそこで待機していたのに
突然選抜メンバーに選ばれる

尾崎さんの対談集は
単行本を買ったときにすでに読んでいたけれど
記憶力が悪い私はまた新鮮な気持ちで読んでいる

文庫版では新たな対談も収録されているから
最初は最初から読んでいたんだけれど
一旦中断して新たな対談の方を読み始めた

なんか
自己啓発とかそんな感じでは全くないのに
何かしなくちゃと思うのと
文字での言葉の投げ取りのやり取りは
とてもその人の人間らしさみたいなのが出ていて
それか何だか身近に感じる
すとんと素直に受け取れている気がする

声だけのラジオとも
姿が映っている映像とも
なんだか違くて
内緒話を聞いているかのような
そんな感じ

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