見出し画像

すきのはなし

作品を好きになって作者まで興味が及ぶという経験は
ほとんどなかった。
興味は及んだが作者も好きだと思ったことは全くなかった。
歴史的に有名な絵画であるとか人気の邦楽であるとか
様々なもので、そうであった。

ここ数年は一人の人の音楽に衝撃を受け、そのままその人のキャラクターのようなものも大好きになり
気が狂っているところだ。

しかしたまに聞く「認知」だとか「ガチ恋」だとかそういうのは私の年齢的なものも関係するだろうが、分からない部分だ。
若かったらどうなっていたか、考えると恐ろしい。
いや。
若かったらもっと熱心に表現をする側になろうとしていたと思う。
同じ立場になり対等に話し、ともに作品を作りたいとしていたことだろう。

若くないからこそ夢を見られていると言えるかもしれない。
まだ表現をする側になることを諦めていない。
ともに作品をなどとイカれたことは思っていないが、隙(?)を探して見つけて、仕事として会うには何ができるのだろうというイカれたことは思うのだった。

何ができるのか全く分からないでいる。
思いついたことに手を出すしかないでいる。

辿り着けそうもない答えについて思うと
生き甲斐という感覚よりも苛立ちが大きくなる。

若くないのに幼いのであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?