基礎筋力とゴルフの初速

ボール初速の正体

【情報収集の発端】
トレーナー業をしていてなんとなく感じていること「筋力と飛距離は比例する」という感覚を数値化したいと思いアンケートを実施しました。
また、筋力から飛距離を推測できるのではないかと思い、早見表を作りたいとも考えました。

【前提と注意事項】
・数値は自己申告ですので、若干の誤差はあると思います。
・フォームの指定はしていませんので、可動域に違いがあると考えられます。
・男性18名女性2名(ドラコン選手と上級者女子)です。
・ユピテルと分かっている場合は0.95とし、レンジボールと分かっている場合は1.05としている。
・トップクラスの初速を持ちながらも、筋トレ初心者が1名いたので、除外しています。
私は統計の素人ですので、様々な条件が異なることが予想されます。
それでもはっきりと傾向が出ましたので、情報としてお楽しみください。

【BIG3と初速】
4つの表を見ていただくと分かる通りBIG3の筋力とボール初速には関係性があることが素人の私から見ても明らかである。

ベンチプレス:0.678
スクワット :0.530
デッドリフト:0.756
トータル  :0.702

特にデッドリフトはかなり相関関係が強く、以外にもスクワットはやや弱くなっています。
ベンチプレスのかなり強い相関関係も、実は現場の肌感としてはなんとなく感じているところでした。

【測定結果の活用法】
測定結果を以下の様に活用することをお勧めします。
①    BIG3と初速を測定する
②    表にプロットする
・初速は速いが筋力が低い場合
→弱点部位である筋力を向上させることで更なる飛距離アップが期待できる。
・筋力は高いが初速が遅い場合
→フォーム修正や技術要素を高めることで更なる飛距離アップが期待できる。
  ・両方高い(または低い場合)
  →両方高める必要がある
※ミート率が上限値(測定器にもよるが1.45~1.50)の場合は基礎筋力を高めるしかないと考えます。

基礎筋力向上やフォーム修正、身体の使い方を高めるトレーニングプログラムは別の機会にお伝えしたいと思います。

さいたま市浦和区のパーソナルトレーニングジム
ネクサスフィットネス浦和 代表トレーナー 保條


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