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【今話題のIT導入補助金】補助金でパソコンを購入できちゃいます!
IT導入補助金とは?
補助金にはさまざまな種類がありますが、その中でも人気のある制度の一つとしてIT導入補助金があります。
IT導入補助金は2017年から始まり、今現在でも通年で公募が行われています。基本的にIT導入補助金はITツールの導入にかかる経費の一部を支援してもらえるものですが、さまざまな内容が改訂され、今ではパソコンやタブレッドなどの導入も認められています。
通常、パソコンなどは補助事業以外にも使用することができるため、認められないケースがほとんどです。しかし、IT導入補助金ならパソコンやタブレットの購入も対象となっています。
しかし、パソコンを導入するには「デジタル化基盤導入枠」であることと、その他注意しなければならないポイントがいくつかあります。
デジタル化基盤導入枠
IT導入補助金には、「通常枠」のほか「デジタル化基盤導入枠」があります。
デジタル化基盤導入枠とは、インボイス制度を見据えた企業間取引のデジタル化に向けた取り組みを支援するために、最近新たに導入された申請枠のことです。
通常枠とは補助対象となるソフトウェアの機能の種類、補助額などが異なりますので、よく確認してからどちらに申請するか検討する必要があります。
対象経費について
IT導入補助金のデジタル化基盤導入枠では、ITツール、パソコン・タブレット等、レジ・券売機等が対象経費に含まれています。
また、従来ではITツールに下限が設けられていましたが、最新のIT導入補助金では下限なしに設定されています。詳しくは下記の画像をチェックしてみてください。
補助上限額と補助率について
IT導入補助金のデジタル化基盤導入枠の補助上限額と補助率は、導入するツールによっても変わります。詳しくは下記をご覧ください。
ITツール(会計ソフト等):上限50万円まで 補助率は3/4
・PC・タブレット:上限10万円まで 補助率は1/2
・レジ・券売機等:上限20万円まで 補助率は1/2
申請において注意すること
①パソコンなどのハードウェアのみで申請できない
IT導入補助金の目的は、生産性向上やインボイス制度を見据えたデジタル化の推進です。そのため、ハードウェアのみの導入だけではなく、ソフトウェアと合わせた購入が補助の対象となることを把握しておきましょう。
ソフトウェアといってもさまざまな種類がありますが、具体的には会計ソフトや受発注システム、決済システムなどの機能を備えたソフトウェアの導入が必要です。
②IT導入支援事業者と共同で申請すること
IT導入補助金を活用したい場合には、補助金申請を行う前にツール購入や補助事業相談を「IT導入支援事業者」にしなければなりません。
そもそもIT導入支援事業者とは、中小企業や小規模事業者等が補助事業を円滑に実施するためのサポート等を行う、IT導入補助金におけるパートナーのことです。
③契約・発注・納品・支払い等は交付決定後に行う
IT導入補助金を活用するためには、まず申請をして採択されなければなりません。また、採択されたからといってすぐにソフトウェアの契約やハードウェアの購入をしてはいけないので注意が必要です。
基本的に補助金は交付が決定してから正しい手順で契約や購入等をしなければなりません。万が一交付が決定する前に発注や購入等を行った場合、補助金を受け取ることができなくなります。
せっかく採択されたのに補助を受けられなかったとならないためにも、あらかじめ交付決定後の手順は知っておくことが大切です。交付決定後の流れについては下記の項目に記載されている通りとなりますので、申請前に確認しておきましょう。
1. 交付決定後にITツールの契約と申込を行う
2. 納品
3. 請求・支払い
上記が正しい流れとなっておりますので、あらかじめルールとして決められているフローは守るようにしましょう。
まとめ
IT導入補助金を活用することによってパソコンが購入できることについて紹介しました。パソコンなどのハードウェアの購入ができる補助金を探している事業者には特におすすめです。
しかし、IT導入補助金でパソコンを購入するためには、ソフトウェアの導入も検討しなければならず、パソコンだけの購入で利用することはできません。また、IT導入支援事業者と共同で申請する必要もあるなど、IT導入補助金の注意点もありますので、そちらもチェックしたうえで申請すべきか検討しましょう。
IT導入補助金は生産性向上やインボイス制度を見据えたデジタル化を進めるためにとっておきの補助金となっています。当てはまる事業者でハードウェアやソフトウェアの導入をしたいと思われているならぜひ活用について検討してみてはいかがでしょうか!