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ベトナム総合武術・ボビナムとの出会い

皆さんはじめまして。
ベトナム語専攻3年の玉村隆です!
私からはベトナムの武道・ボビナムを紹介したいと思います!

まず、ボビナムと聞いて馴染みのある人はほぼいないと思うので、その概要を説明したいと思います。
ボビナムは1938年にグエン・ロックが開いたベトナムの総合武術で、ベトナム古来の武道・レスリングをもとにして作られています。
演武の前後に礼をする姿勢など、その心は日本人にも馴染み深いものがあります。

まあ堅い話(?)はこれくらいにして、ここからは私とボビナムの出会いを、ざっくばらんに話していきたいと思います!

2020年の春、卒論のテーマを考えていた私は、ボビナムなる武術をインターネットで見て知りました。YouTubeで演武の動画を見て、まず思ったのが

「すげーこれ。」

特に何がすごいって、武器の型がかっこいいんです。いくつになっても男子は棒を振り回すのが好きっていいますけど(?)、私もその例にもれず武器を振るのが好きな人間でして、ボビナムの武器の型を見たときに魅了されたわけです。
それもボビナムの武器は1種類や2種類じゃありません。
剣、小刀、槍のような大きい刀、青龍刀みたいなごっつい刀、さらには扇まであります。
だから見ていて飽きないし、どの型も非常に芸術的で美しいんですよ。
あと、ボビナムにはもう1つすっごい技があります。ジャンプして相手の首を両足で挟み、自分の体ごと倒れ込んで相手を倒すドンチャンという技です!
(口で説明しても全然伝わらないので、見たい方はこちらをご覧ください!)

Vovinam面白い、これは練習してできるようになりたい!

って思い9月に、日本でボビナムの普及活動を行っている日本ボビナム協会の道場に稽古に行きました。
やってみた感想。
最初の数回は、ぶっちゃけ難しすぎて萎えました(笑)
私はかつて空手をやっていて、他の武道も経験したらプチ武道マスターになれるじゃん!とか思ってましたが、実際やってみたらそんなのおこがましい!って感じでした(笑)
とにかく難しいですね。
空手とは立ち方から引き手の位置まで全部違うし、空手にはないいろんな動作があって、とにかく混乱しました。
自分の運動神経の悪さ・体の硬さ、覚えの悪さも実感し、つらかったですね(汗)
でも、やっぱり何事も続けてみるもので、2ヶ月くらい練習すると動きが体に染み付いてきて、少し慣れました!
もちろん慣れたと言っても当社比なのでたかが知れているのですが(笑)、この辺からようやくボビナムの楽しさに目覚めてきましたね。
風を切って剣を振る快感、型をやり終えたときの充実感はたまりません!
12月にはなんと、初心者なのに全日本選手権に出場しました!
全国各地から、更にはオンラインでも人が参加して、ボビナムのプロフェッショナルたちの演武を見ることができてとても感激でした。
9月から11月まではボビナムに心血を注いだ怒涛の三ヶ月間でした。

今は緊急事態宣言もあり稽古ができていない状況ですが、家でボビってます(ボビナムをやることを、ボビるって言うようです(笑))。
またコロナが落ち着いたら対面の稽古に参加して、もっと上手になりたいと思います。

以上が、私とボビナムの出会い・馴れ初めでした。
ボビナムをきっかけに筋トレ・柔軟運動も始めて、前より体つきも良くなりました。(笑)
日本ではまだまだ認知度の低いボビナムですが、皆さんにおすすめしたいと思います!
以上、3年の玉村でした!

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