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「阪大外語ベト語専攻+インターン生」のわたし

はじめまして。
ベトナム語専攻4年の福島奈央と申します。noteに初寄稿です!

まず、私のことを「どこのどなた?」と思われる方が大半だと思うので、簡単に自己紹介させていただきます。私は福岡県出身(名字が「福島」なので、少しややこしい笑)で、大学入学をきっかけに大阪に出てきました。高校生の頃はE.S.S部という英語を学ぶ部活に入っていて、英語の勉強だけでなく、日本に来たインドやオーストラリアの高校生といった英語圏の人と直接会って交流する活動も行っていました。
当時の私は、頭の中に記憶する単語を引っ張り出し、それらを何とかつなぎ合わせた言葉で外国の方と意思疎通ができた時のあの達成感・高揚感、そして、「異文化を知る」ということが純粋に楽しくて、好きだったのです。それは今も変わっていません。

そんなこんなで外国語学部に入り、ベトナム語に出会った私ですが、ご縁があって、現在は
箕面市国際交流協会(MAFGA)
で今年の6月からインターン生として働かせていただいています。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に説明すると、MAFGAは「多文化共生社会」を目的とした「まちづくり」のために、様々な事業を展開している協会です。

協会には様々な国・ルーツを持つ方々が関わっており、職員の方々も、外国出身の方やルーツを持った方々、外国語学部の先輩も多数いらっしゃいます。
(我らがベトナム語専攻の先輩もいらっしゃって、お会いした時は感慨深いものがありました・・)
とてもアットホームかつ色々なことを学べる場所なのでイベントやカフェ(世界各国の料理が日替わりで食べれます!)など、外国文化について学んでいる皆さんにこそ、ぜひ関わっていただけたら嬉しいです。

では、私はMAFGAで一体何をしているのかと言いますと、
「外国にルーツを持つ子どもたち」に関わる仕事をお手伝いさせていただいています。
例えば、日本の学校に通う外国ルーツの子どもたちの勉強をサポートしたり、日常生活や学校の事について話を聞いてあげたり、一緒にゲームをしたりもしています。

(モンゴルの遊び「シャガイ」で遊んでいる様子。手前の腕は私の腕です。*HPから引用)

(外国にルーツを持つ子供とボランティアさん。私もこのような形で子供たちに日本語や教科学習のサポートをしています *HPから引用)


最初は上手くやっていけるか不安でしたが、子どもたちが徐々に心を開いてくれて、家族の事やプライベートの話をしてくれた時は、お互いが打ち解けたような感覚がしてとても嬉しいです。先ほど、高校生の時から異文化を知ることが好きだと言いましたが、私が高校生の時に交流していた外国の人々は「外国に住む外国人」でした。でも、MAFGAに関わる外国の人々は「日本に住む外国人・外国にルーツを持つ人」が多いという違いがあります。だから、異文化を知るというよりも、日本社会における異文化のあり方について考えるようになったり、「今まで気付かなかったけれども、実は〇〇に関する日本の制度・慣習は見直すべきじゃないか…」など、新たな発見がいっぱいありました。
子どもたちに関しては、その子の背景(来日理由、家族のこと等)を理解し、外国ルーツは誰もが持っているアイデンティティの一つであって、「一人の相手」としてその子の性格や特徴を大切にすることを心がけるようになりました。

今、高校生の時よりも「異文化」や「外国の方」について、もっと広く・深く・柔軟に考えるようになった自分がいます。それはMAFGAで働いていなければ、外国にルーツを持つ人にたくさん出会わなけば、そして何よりも阪大外国語学部に所属しなければ実現しなかったでしょう。大学(外国語学部、そしてベトナム語専攻所属として)で、何を学んだのか。大学生活で経験したことを通じて、何を身につけて社会に出ていくのか。正解はありませんが、私なりのアンサーを求める旅はまだまだ続きます・・。

拙い文章で読みにくかったとは思いますが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
コロナには引き続き気をつけましょう!(早くベトナムに渡航できますように・・)

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