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公立保育士辞めたい!体や心を壊す前に転職を考えてみませんか?


保育士の皆さんこんにちは!
元保育士として働いていたゆうこ先生です。

このブログでは保育士として働く皆さんの「辛い・辞めたい」という気持ちによりそった対応策や相談に乗れたらなあという思いで開設しました。
保育士として働いていると、もちろん楽しいことや可愛い子どもに囲まれて幸せだなあと感じることも多々ありますが、人間関係や残業や持ち帰り仕事の多さでの労働時間の長さ、お給料の低さなど辛い、辞めたいと感じることも多いと思います。

今回は公立保育園で働く保育士さんの「公立保育士辞めたい!」というお悩みをピック・アップしてみたいと思います。


公立保育士って?辞めたい理由はこれ!

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公立保育士とは、公務員保育士とも呼ばれる公務員試験に受かってやっとなれる狭き門。
公立保育士は地方公務員ということで将来的にも安心・安定した職業なので人気も高いです。

しかし公務員ならではな体質があり、働くやすいとも言えない場合も。

Yahoo知恵袋や発言小町では公立保育士の辞めたい!という相談もありました。

まずは公立保育士が辞めたい!と思ってしまう理由を挙げていきたいと思います。


公立保育士が辞めたい理由①休みが取りづらい

「公務員は休みが取りやすい」というイメージがあるかと思いますが、公立保育士にとってはそうではないんです。

しかし、公立保育園では、正職員よりも臨時保育士や非常勤の保育士の数が増えているので、休暇は臨時職員や非常勤保育士を優先させなくてはならず、正規職員は有休を積極的には取りにくい雰囲気があります。
公務員保育士(公立保育園の保育士)を辞めたい悩みや理由と、退職までの流れ公務員保育士(公立保育士)は、公務員試験に受かってやっとなれる狭き門。 公立保育園は、「地方公務員で将来的にも ...hoiku-girls.com

更に市区町村の行事がある際は公立保育士が準備や手伝いに駆り出されることも多く、土日出勤も当たり前。
休みが取れるどころか働く時間すら一般の保育士に比べると長くなってしまっているのが現状です。
これでは辞めたくなってしまうのも無理はありませんよね。


公立保育士が辞めたい理由②人間関係の問題

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例えばなかなか辞める人も少なく、環境の変化もとても少なく、自然とベテラン保育士が多くなり園内は年功序列。
更に長年のきまりやルールがはびこるので意見も通りづらく、新人保育士にとって”働きやすさ”という点ではなかなか厳しいものがありますよね…。
公立保育園は子どもとはこういうもの、保育とはこうでなきゃいけない、などといった昔からの保育理念が抜けず、今の保育に合ってないのでは…と考える新人保育士も多いんです。


公立保育士が辞めたい理由③仕事量の多さ

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保育士は子どもの保育だけではなく、書類仕事、事務仕事もあるので多忙を極めています。
これは公立保育士、私立保育士ともに同じ悩みではありますが、公立保育士はこれに加えて役所へ提出する書類の作成もあり、更に負担が大きいです。
そのため、園児が退園したあとも残業、持ち帰りの仕事に追われ、プライベートな時間は一切ない…という保育士も。


毎日の週案の記録や月一のおたよりの作成、運動会や発表会前には衣装や小道具作り、毎月の誕生会でも担当となれば内容を考え準備をし、学期末と年度末には子ども全員の台帳(成長記録のようなもの)の作成が待っています。
これらの業務はクラスの環境(子どもたちの特性、複数担任かどうか、クラスの人数など)で大きく質や量が異なり、保育士全員が同じ業務量にはなりません。学年によっても大きく差があり、年長児の担任になれば畑の管理や行事の進行、文集の作成などに日々追われることになり、負担はさらに増えます。
製作や行事の発表の内容は基本的に個々に任せられます。
なので、手を抜こうと思えばいくらでも簡略化できますが、真面目な人ほど頑張っていいものにしようとするので、やらなければならない仕事が増えていきます。


公立保育士、辞めたいけど辞めるのを躊躇する理由って?

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公立保育士辛いから辞めたい、だけどなかなか辞める勇気が出ない…そんな方も多くいらっしゃいます。
特に公立保育士は将来の安定が約束されているからか、お給料も高いからか離職率が私立保育士よりも低い傾向にあります。

そんな公立保育士の辞めるのを躊躇する理由について考えてみました。
皆さんはどうでしょうか?

公立保育士が辞めたいけど躊躇する理由①退職金

皆さんが持つ公務員のイメージどおり、退職金は多くもらえる傾向にあります。
もちろん継続年数にも寄りますが、定年まで働いた場合の退職金は2000万円…。


勤続年数によって支給の額は変わってきますが、60歳まで勤め2,000万円前後の金額を手にすることができるなら、続けなくてはいけないと思うかもしれません。しかし、この先何十年も同じ悩みを抱えながら、トンネルの中を突き進む生活をして充実した保育士人生を送ることができるのでしょうか。
もしかしたら、定年までに体調を崩してしまい、出勤できない状況になってしまうことも考えられるのです。
退職金をもらうことが保育士の仕事なのか。保育士としてやりたかったことはなんなのかを考える機会なのかもしれません。

https://embodyimage.com/hoikushi_oyakudachijyouhou/public-nursery-teacher/


公立保育士が辞めたいけど躊躇する理由②公立保育園は倍率が高い

せっかく狭き門を突破して公立保育士になったのに…という方も少なくありません。
公立保育士は毎年募集があるわけではないので、また公立保育士に復帰したいと思っても求人すらない傾向にあります。
こういう理由から、「辞めたいけど辞めるのはもったいないかも」と思ってしまうんですよね。

辞める人が少ない、応募を毎年してない、となると倍率は自然と高くなります。
難関なのに倍率が高いということでますます貴重価値はあがり、
「辞めたいけど辞めたくない」というがんじがらめの状態になってしまいます。


公立保育士辞めたい!それなら辞めちゃいませんか?

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公立保育士を辞めたいと思っている皆さん、この機会に辞めてしまいませんか?
しんどい、辞めたいと思いながら働いていてもやりがいは全く生まれませんし、これ以上無理にストレスを感じ続けることで体調やメンタルに異常をきたしてしまうことだってあります。
今回、私立保育士として働いた経験のある私が、公立保育士から私立保育士に転職するメリットについてお話したいと思います!


公立保育士を辞めることをすすめる理由①公立保育園は近い将来民営化される

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せっかく安定を求めて公立保育士になったのに、どんどん民営化が進められてしまっているんです。
終身雇用が絶対約されて言うわけではない今、公立保育士にこだわる理由ってあんまりないように思います。


バブル以前の高度経済成長期は、公務員って安月給の代名詞で平凡でつまらない人間がなるものなんてイメージが強かったですよね??
それなのに、長引く不況から終身雇用の公務員がもてはやされています。
でも、この公務員の終身雇用って公務員保育士に限って言えば…
将来を約束されてはいないんですよ!!

というのも、現在政府は保育事業に関するコストカットの為に公立保育園の民営化を推し進めています。
10年以上前に郵政事業が民営化され公務員だった郵便局の職員が、そのまま働き続けたいなら会社員になる事を強要されましたよね??
それと同じように、近い将来公立公営の保育園や公務員保育士は存在しなくなってしまうと言われているんです。
せっかく終身雇用を保証された公務員だから公立保育園の保育士にこだわっていたのに・・・騙された!!
そんな風に感じませんか??
でも、残念ながら公立保育園の民営化は反対活動に合いながらもどんどん進められてしまっています。
あなたの働いている保育園だって民営化の話が出ていないハズはないですよ??

公立保育士を辞めることをすすめる理由②私立保育士ならいつでも復帰出来る

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これからのライフステージを考えると、女性には妊娠や出産など「休職する」という時期があるかもしれません。
もちろん公立保育士でも休職することは可能ですが、1度辞めてしまうとなかなか公立保育士に戻ることは難しいですよね。
ですが私立保育士ならいつでも求人はたくさんありますし、自分の希望にあった保育をしている保育園、待遇など選択することが出来ます。

確かにお給料は少なくなってしまいますが、自分が働きやすいと思う保育園を選ぶ方がいいのではないでしょうか?


公立保育士を辞めることをすすめる理由③私立保育園なら古い体制のルールがない!

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公立保育園で働いていると昔ながらの古い体制に悩まされることも多かったのではないでしょうか?
しかし私立保育園、特に株式会社運営保育園であれば業務効率化を図っていたり、無駄がないよう、残業がないような働き方に特化している保育園もあります。
例えば書類や配布物が電子化していたり、古い体制の保育園でよくある「先輩が帰るまで新人は帰れない」などといったバカバカしいルールはすべて排除されています。

他にも新人の意見を取り入れてくれたり、きちんと話合ってルールを決める体制も私立保育園の方が多いと聞きます。


公立保育士、辞めたいならぜひ私立保育士に転職しませんか?

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私立保育士なら自身のやりたい保育を実戦している保育園が選べますし、働く保育士の平均年齢も公立保育士に比べるとかなり低いので、若手保育士や新人保育士には働きやすい環境かもしれません。
確かに公立保育士はお給料の高さや退職金の多さなど魅力も多いですが、あなたが体を壊してしまったり、毎日つらい思いをしてまで働くのはどうかな…と心配になります。
ぜひご自身にあった転職を考えてみてくださいね。

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それでは!

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