見出し画像

Vol.5 二度の転機を経て、自分に合った保育のカタチを発見。フリーのベビーシッターへ。

10年間、保育士として働いていた佐藤 桂子さん。現在は、0歳~小学生まで幅広い年代の子どもたちと関わる、フリーのベビーシッターとして活躍中です。保育士時代、「自分のやりたい保育」について悩んでいた佐藤さんが、どのような経緯で今のお仕事に就いたのかについて、お話をうかがいました。

理想と現実、ギャップに悩む日々
自分を見つめ直した第一の転機

保育士は、小さい頃から憧れていた仕事の一つ。保育士資格を取り、新卒で企業主導型の保育園に就職しました。その園では音楽教育のような「売り」を作る必要があったのですが、それは子どものためになるのか?そもそも、自分はどんな保育をしたいのか?を考えるように。

理想と現実のギャップに直面した結果、退職を決意。次に就職した園では、お稽古要素の強いカリキュラムも無く、園での生活や保育士との関わりの中で子どもが学びを得る、まさに理想の保育園。この園に出会い、自分はどんな保育がしたいのか気付くことができました。


新たな出会いが二度目の転機
保育士を辞め、ベビーシッターに

画像1

保育は人のことを考える仕事。働く中で段々と自分の心身にもフォーカスしたいと思った時、親子が参加できる遊び場「原っぱ大学」に出会いました。

参加者やスタッフと語り、存分に遊びながら「働きながら子育てする人の心が、軽くなるようなことをしたい」とこの出会いを通して考えるようになり、勤めていた園を退職。ベビーシッターを始めることにしました。保育園と違うのは、家庭によって正解が変わり、「普通や当たり前がひとつもないこと」が仕事の醍醐味であること、そのためには子どもだけでなく親御さんとの相性もより重要になること。そして、子育てで悩んでいる親御さんに対して、保育園でもママ友でも教育機関でもない自分が、緩衝材として介入できる良さがあること。シッターを始めて得たのは「自分は大人数よりも1人と向き合う方が合っている」という気付きでした。


二度の転機で見つけた
自分に合った保育との関わり方

まだ駆け出しのシッターですが、孫の手のような存在でありたいと思っています。この人が来ると空気が変わる、この人が来ると楽しい、と思ってもらえるようになりたいです。「集団より、個人と密な関係で向き合った保育がしたい」というのは、これまでの経験があったからこそ気付けた、自分に合った保育のカタチ。これからもシッターとして保護者の方と信頼関係を築き、長くお付き合いできる家庭を増やしていきたいと思います。


原っぱ大学ホームページ
https://harappa-daigaku.jp/

原っぱ大学Instagram
https://instagram.com/harappa_daigaku?igshid=w1qm2fzs7ycg

シッターについてのお問い合わせ
tdayhe33@gmail.com


スクリーンショット 2021-04-19 8.00.44


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?