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Vol.3 「子どもの発想力は、自由で豊か」。保育士時代に得た学びを、次世代へ繋ぐ

2020年3月、10年間勤めた認定こども園を辞め、独立した清岡 麻子さん。現在は、子どもがアートを楽しめるアトリエを運営しながら、保育士養成学校で講師もしています。最初は保育士を目指していなかった、と言う清岡さんがなぜ保育士になったのか、そして独立後の活動内容についてお話をうかがいました。

進路を変更して、保育士の道へ
はじめて見た現場で学んだことは…


大学生の頃は、英語に関わる仕事をしたいと考えていました。けれど就職が上手くいかず、先生に「子どもに関わる仕事が向いてるんじゃない?」と勧められて進路を変更。小学校教諭と幼稚園教諭の免許取得を目指しましたが、勉強が大変で心が折れてしまって…そんな時、いとこがアルバイトしている幼稚園へ見学に連れて行ってくれたんです。実際に見学するまで、幼稚園って折り紙や、鉛筆の練習をするような場所だと思っていたのですが、実際は違いました。

私が見たのは、子どもたちが自由な発想で遊べるように環境を整える先生たちの姿。大人が用意したものに子どもを合わせるのではなく、子どもの豊かな想像力に大人が合わせる、ということを学びました。大学卒業後は、見学させてもらった幼稚園に就職。途中、幼稚園が認定こども園になったのを機に保育士の資格を取得しました。

違う角度から保育に関わりたいという思いから
こども園退職を決意

独立を考えるようになったキッカケは、ある研修会での出会い。子育てコミュニティ「asobi基地」の方と知り合い、ボランティア活動に参加したのが始まりでした。幼稚園・こども園以外の仕事を知らなかった私は、asobi基地でのイベントを通して「園ではないフィールドで子どもに関わってみたい」と思うように。昨年3月に10年間勤めた職場を離れ、独立しました。

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独立後は「表現」を軸にした活動をスタート
これからも、やりたいことを一生懸命に

現在は、保育福祉専門学校で週2回「表現」の科目を持ち、未来の保育士を育てています。他にも、子どもたちがアートを通して自己表現を楽しめるアトリエ「THIS IS MY SCHOOL」を運営。4月からは、中高生向けのボランティア「よるのがっこう」にも参加します。

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今までは、幼稚園・こども園の仕事を一生懸命に楽しんできましたが、今後もその時にやりたいことを一生懸命やるつもりです。今はアトリエ運営を通して、子どもたちが世界に関心を持てるような、学びのきっかけを作りたいと思っています。


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