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乳がん告知から1年が経過

新年度が始まって例年以上にドタバタしているうちに知らぬ間に乳がんの告知日から1年が経過していた。
「あれから1年かぁ。。。」としんみりすると思っていたのに、気が付いたら終わっていた。
私らしいと言えば私らしいし、去年は病院に行ける余裕があったということは、やはり今年は例年以上にドタバタしているということだろう。


去年の今頃、クリニックで検査した結果が「がん」と知らされ、そこからは私ががんであることを前提に総合病院への紹介状を書いてもらった。

当然、紹介された総合病院でもがん罹患者という前提で、検査が進み、手術ということになった。

最初に告知された時以外は「がんである」という前提ですべてが動いていっている感じだった。
(実際は各種検査結果等でも医師には分かっていたとは思うけど)

MRIやCTにも白い影が映るが、それは「良性線維腫」と言われて5年付き合ってきたもの。
急にがんだと言われてそのしこりもびっくりだろう。


誰かに「誤診だったよ」と言って欲しい。。。

そう思ったこともあった。


とはいえ、一度がんだと言われたものを体に残し続けるのも嫌なので、取ってしまって、これでよかったのだと思うことにしている。


現在は、再発防止のためにホルモン剤を服用している。
私のがんのタイプが、女性ホルモンを餌にするタイプだったので、餌を減らして増殖しないようにしているというわけだ。

【私のがんの詳細】
浸潤性乳管癌
ステージⅠ
大きさ11mm
センチネルリンパ生検 0/3
ER 陽性
PgR 陽性
Her2 マイナス
Ki67 7%
ルミナルA
グレード2
HBOC 陰性
部分切除→放射線

分かる人には分かる用語たち

ホルモン剤の副作用は、まあ ある。
だいぶ慣れてきたけど、免疫が落ちていて病気をもらいやすいというのが一番困る。
その割に、月一の女性イベントは不規則になりつつもちゃんとやってくる。
飲まなくていいなら飲みたくない。

2年前の年度(2022年度)は、新型コロナ以外での病欠をしなかった。
約10年保育士として働いてきたので、大概の病気にはそれなりの免疫がついていたのだと思う。
保育園勤務1年目の時はいろいろな菌をもらいやすかったけど、年齢と経験を重ねて休まなくなっていた。

昨年度(2023年度)は通院、入院、
そしてホルモン剤を服用し始めてから体調を崩しやすくなって発熱したりインフルエンザにかかったりでかなり休んだ。

今も調子が悪く、痰が絡んで咳が出る。
感染予防でマスクもつけている。
気をつけてはいるけれど、今年度も何日か休むことになるだろう。


健康に生きることがこんなに難しいことだったなんだなと実感する。
たった一日一粒の薬にこんなにも振り回されるとは。

薬の服用をやめれば副作用もなくなるが、それでは再発予防にはならない。


健康も再発防止も目に見えない。

目に見えないものに私の体は支配されているんだなぁと感じる。


ホルモン剤は、クリニックでの診察と調剤で合わせて月数千円の負担。
ホルモン治療中は保険金がおりるので(非課税)、そのお金を投資信託で資産運用して増やしていこうとしている。
先月、初の個別株にも手を出してみた。


私は独り身のわりには、手厚く医療保険に入っていたので、「がんになるか/ならないか」の賭けに当たったと思っている。
ホルモン治療は5年続くので、もしかしたら人生最大のギャンブルに勝ったのかもしれない。




これを機に保険の見直し、いかがでしょうか?笑







おしまい




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保育士みっちゃん
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