片付けと価値、時々玩具の入れ替え

もっぱら家で奥さんとの喧嘩は「冷房の設定温度について」です。

26℃って僕からしたら四捨五入で30℃と一緒なのよ。勘弁してくださいよ!と心の中で今日も叫んでいるディー先生です。1週間お疲れ様でした。土曜日保育の方、明日も頑張ってください!

今日のテーマは「片付けと価値、時々玩具の入れ替え」について。ここでの価値というのは遊びや玩具自体をさしています。そして片付けと書いてありますが、具体的に言うと「片付け方が雑」「玩具の扱いが雑」という状況を解消する考え方です。そしてこの「価値」は玩具の入れ替え時に関わってきます。伝わるように言語化頑張ります。最後までお付き合いください♪


そもそもの環境設定

この項では、片付けそのものにフォーカスします。片付けのしやすい環境や関わりという感じですかね。

「お片付けの時間ですよ」の声掛けに反応しない子どもたち。そりゃそう。楽しいんだもん。僕だってスマホでパワプロやってて、サクセスが終盤にきて「ご飯できたよ!」って奥さんから言われたら「え、もう少し待ってよ…」ってなります。
#作ってもらってるくせに#わがまま#奥さん可哀想#パワプロってなに

大人でも夢中で何かに没頭してたら、せめてキリがいいところでやめたいですよね。ということで、作り途中の物をとっておける場所がある。とか、キリのいいところで終わるように提案する。などの環境や関わりの配慮が必要かと思います。

あとは動線。椅子がぎっちり並んでいて、棚まで遠い。これでは面倒くさいが勝ちます。ゴミを捨てるときに、ゴミ箱まで一歩でも動かなきゃいけないだけで面倒な僕からしたら、子どもの気持ちがよくわかります。#デブ

なので、取り出しやすい、取り出したところからわざわざ移動しなくて済むような環境設定があるといいのではないかと思います。

そして拠点性を持たせてあげる。これは物理的なスペースがないと厳しい園もあるかもしれません。この棚に入っている玩具はこの机で遊ぶ。カプラはこのスペース。など、玩具と玩具が混ざらないように、散らばりすぎないような配慮も必要かなと思っています。もちろん、遊びと遊びを掛け合わせて楽しむことも許容したいので、この玩具はこの場所以外に持って行くな!はNG。そこの兼ね合いも考える必要がありますね。

あとは片付けた後に楽しいことが待っているか、これも大切ですね。そういった見通しが持てる声掛けや導入があるのも大切だと思います。

価値

片付け方が雑になったり、扱いが雑になったりする状況ってあると思います。それは、この項でお伝えする「価値」が関係していると考えています。ちなみにここから先に述べるのは、人によるじゃん!って意見もあるかもしれませんが、それでも結構当てはまり、結構頷いてくれるんじゃないかと思っています。

どういうことかと言うと、例えば幼少期を思い出してください。新しいゲームや玩具をプレゼントされたら、嬉しくて没頭して、片付ける時も傷付かないように丁寧にしまいませんか?僕はそうでした。大人になってもそう。新しくスマホを買ったらめちゃくちゃ丁寧に扱います。

ただ、半年や1年経つと、最初のころに比べたら扱いは雑になっているんじゃないかと思います。もちろん、雑と言ってもほっぽり投げるとかはないですけどね(笑)スマホも、たまたま落としてしまって少し傷がついてしまったら、もういいや、みたいな(これは人によるな…)

保育室のブロックで例えると、100個ある内の1個が金色だったら、恐らく使いたい子が殺到します。そして片付けるときに金色ブロックがないとなったら「金色がない!」と騒動になるんじゃないかと。これが遊びや玩具にに対する価値であり、その価値を下げるのは何度も遊ぶことによって生まれる「慣れ」なのではないかと思います。

もちろん無くなっていい訳ではないです。無かったら無かったでつまらない、慣れ親しんだ玩具があるのも大切です。ただ、片付けに気持ちが向かない1つの要因として「価値」と「慣れ」があるのではないか、という考えです。

玩具の入れ替えの見極め

僕はその「価値」に目を向けて、片付けの様子を見て「あ、この遊びはもう飽きてきてるな」と判断して、倉庫の玩具と入れ替えるということをやっていました。

すると、環境が新鮮になって子どもも夢中で遊びますし、片付けをするときも丁寧にしまってくれる姿を見てきました。時間を置くことで、玩具の価値が再び上がっているという考えです。その見極めが上手くいったときは「あの玩具なんでなくしたの!?」と言ってくる子は不思議といませんでした。
ただ、レゴブロックなどのベターな玩具は慣れが生じても熱中する子は沢山いますので、玩具の種類によるということは付け加えさせてください。

まとめ

この「価値」の考え方は玩具に対してだけではなく、日常生活にも活用できるかと思います。

先にも述べたように「これが終わったらこんな楽しいことが待ってるよ!」というような形で、活動自体の価値を分かりやすく子どもたちに伝えてあげる。ということです。

話を聞いてほしい時などもそうです。この話面白そう…と思ってもらえるか。毎日行う朝の会や帰りの会(ない園もありますが)も、ルーティーンなのでそれこそ慣れが生じるのは当たり前ですが、朝の会で当番の子が司会をするとか、帰りの会で楽しかったことを発表するとか、そういった取り組み。

これらは人前で話す、とかそういった狙いがあってのことだとは思いますが、そもそも朝の会や帰りの会の価値を生み出す取り組みであることでしょう。友だちが前に出て話すのを見てるのが楽しい、そもそも話したい!などなど。

この「価値」という考え方は保育の中で1つ大切にしている要素です。

ご覧いただきありがとうございました。

明日からの保育、保育ライフがより良く、楽しいものになりますように。
ではまた!

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