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〇〇は製作の時しか使えません。

それは、折り紙や糊、はさみといった
製作物を作るために使う道具でした。

保育改革を進める前、
それらのモノは製作の時にしか
使えませんでした。

遊ぶ時間にも折り紙を
使えるようにしたいと言うと

こんなことを言われました。

じゃあ、遊びの時は
もったいないから、
1人1枚にしましょう。

確かに、
子どもたちの姿を見ずに、
枚数だけ見たら、

もったいないと思う
「大人」もいるでしょう。

でも、そんな風に
思っている「大人」は見えていますか?

子どもたちがどんな思いで
折り紙に取り組んでいるのか。

何をしようとして
失敗したのか。

なんで、
もっと折り紙が必要なのか。

それを見ずに、
もったいないなんて

子どもたちの経験を
奪う方がもったいない。

「大人」ではなく
「保育者」として
子どもたちの挑戦や思いを
大切に保育してほしいです。

加えて
枚数に制限がある状態だと、
子どもは、思い切った
挑戦が出来ません。

失敗したら、
後がないからです。

そのうち、
折り紙自体にも
触れなくなっていくでしょう。

これらのことを伝えて
うちの園では枚数制限を
やめましたが、

色々な折り紙に
取り組む子が増えました。

失敗をすると、
すぐに捨てようとしたりする子も
いますが、
そう言ったことを丁寧に
子どもたちと経験して
「もったいない」を実体験する
ことが大切です。

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