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保育改革の軌跡 #6 2度目の担任

就職して5年目
園全体で改革を進めようと行動し始めてからは、2年目の頃です。

この年は、
もう一度担任を持ちました。

昨年は、園として保育改革を
進めて行こうと取り組み、写真を使った記録や、作品展が変わったことで、保育を変えていける兆しが見えていたころです。

ですが、やはり、自分でも実践を見せなくては保育が変わっていかないと感じ、保護者の方からの一言もあり、担任を持つことになりました。

この年は、1年目の後輩が副担任をすることになり、一緒に保育をしていくことになりました。

1年目の職員が副担任になったことで、自分の思いを伝えられる機会が増え、保育が変わる良い要素になりました。

副担任をしていた保育者は、現在でも、子ども主体の保育に向けて良い取り組みをしています。前の保育と、現在の保育を知っている保育者がいるというのは、大きいことに思います。

さて、この年は、担任として自分のクラスを持てることになりました。

自分のクラスが持てることで、大きく変わったのは、クラスのロッカーなどを移動させてコーナーを作れたことです。

ロッカーを壁に付けないということは、当時としては「考えられないこと」でした。

他の職員からは、「死角が増える」と言われ、取り組んでもらえなかったため、自分で実践して、効果を確かめることが出来ました。

子どもを大人が「監視しなくてはならない」という意識が強かったため、そのような意見が多かったのだと思います。

ですが、実際にコーナーを作ってみると、死角は増えますが、子どもたちは、そこで集中して遊ぶことが出来るので、逆に落ち着くことが出来ました。

こまめに「どんな遊びをしているか」様子を見に行くだけで、大丈夫でした。

今では、どこのクラスもコーナーを作っています。

他には、
・牛乳パックブロック
・ダンボールを使った遊び
・遊びの姿から行事を考える
・気になる子へのアプローチ
・制作コーナーづくり

など、色々なことに取り組みました。

この年からは、子どもたちの育っているところは、内面であることを保護者に良く伝え、隣のクラスと同じ活動を無理にやらなくても良いようにしていきました。

その他には、保育後に他の保育者たちと多くコミュニケーションをとれたことが大きかったです。

保育後に子どもたちの話を良くしたことで、保育者の思いを聞きながら保育を見直していくことができました。

子ども主体の保育に向けて、否定的な職員の意識を変えるために、同じ研修に参加しました。

研修は、子ども主体の保育に向けての研修だったので、少しずつその保育者の意識も変わっていきました。

研修を通して、その保育者がリレーのお便りを出すことになり、それが保護者にも好評でドキュメンテーションが園にも広がっていきました。

他には、保育参観も変えていきました。
一斉活動を見せるものから遊びを体験するものに変えていきました。

次の6年目は、一番変化のあった年です。

教頭という役職を貰い、年長の行事を見直しました。
この行事の変化が、他の行事も変えていくきっかけとなります。
お楽しみに!

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