10の姿の読み取り

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を
ご存じでしょうか?

小学校との接続で意識する姿です。

この姿には、10個の項目があります。
10の姿のリストは最後に載せますので、
参考にして下さい。

まずは、10の姿の読み取りで
大切なことです。

10の姿の読み取りで大切なこと

・全てが繋がり合っている
・到達目標ではない
・年長だけで現れるものではない

全てが繋がり合っている

例えば、電車が好きな子がいて、
電車を記録する遊びをしたとします。

この時の子どもの姿から
読み取れる10の姿は何でしょう?

電車の本数に
興味を持っているから、
「数への興味」があるし、

何本くらい通るか予測しているから、
「思考力・判断力の基礎」にもなる…

予想は、言葉で友だちと
伝え合っているから、
「言葉による伝え合い」
にもなるし、

自分なりの表現方法で
伝えているから
「豊かな感性」にもなる。

このように
電車の本数を予測するというだけでも
3つ以上の姿が現れます。

色々な姿が繋がり合っているのです。

1つの事柄で、
1つの姿ではありません。

到達目標ではない

10の姿をチェックリストなどにして、
この子は「数への関心が育っていない」
などと見てはいけません。

子どもの姿から、
この子は「数への関心が育っている」と
読み取ることが大切です。

年長だけで現れるものではない

この姿の芽は、年少や年中の時から
現れています。

年少・年中でも10の姿を
意識することは大切です。

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿

①健康な心と体
②自立心
③協同性
④道徳性・規範意識の芽生え
⑤社会生活と関わり
⑥思考力の芽生え
⑦自然との関わり・生命尊重
⑧量・図形、文字等への関心・感覚
⑨言葉による伝え合い
⑩豊かな感性と表現

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