保育アカデミー公式

大友剛 Presents/子ども、保育、教育のスペシャリストたちが贈る、日本最大級のオ…

保育アカデミー公式

大友剛 Presents/子ども、保育、教育のスペシャリストたちが贈る、日本最大級のオンライン保育者セミナー。子どもの育ちを見つめながら、自分のまなざしや生き方を問い直し、未来を創造する濃厚な連続講座です。https://hoikuac.mystrikingly.com/

マガジン

  • 2020秋の保育アカデミー

    2020年11月に開催された保育アカデミーのレポート記事です。講師:長谷川義史(絵本作家)、青山誠(上町しぜんの国保育園園長)、汐見稔幸(東京大学名誉教授)、佐伯胖(認知心理学者)×井桁容子(乳幼児教育研究家)

  • 2020夏の保育アカデミー

    2020年8月に開催された保育アカデミーのレポート記事です。講師:大豆生田啓友(玉川大学教育学部教授)、汐見稔幸(東京大学名誉教授)、井桁容子(乳幼児教育研究家)、小西貴士(森の案内人・写真家)

最近の記事

“想定外”を楽しむ保育者に──佐伯胖×井桁容子 #保育アカデミー

変化の激しい社会のなかで、今大きく問われている「保育」や「教育」のあり方。子どもたちを中心に「より良く変えていこう」とする動きの一方で、以前からの方法論があまり深く検証されることなく、そのまま残っている場面もまだ少なくないでしょう。 今こそ見直すべき大人の姿勢を、『教え主義』『頑張り主義』『想定主義』『計画主義』『言語主義』……といった言葉で表し、新しい「子ども」へのまなざしへの転換の意義を訴えるのは、認知心理学者の佐伯胖(ゆたか)先生です。 今回『2020年秋の保育アカ

    • “色眼鏡”から始まる保育者のまなざし──汐見稔幸 #保育アカデミー

      「私たちに必要なのは、『子どもから何かを得たい』という謙虚な姿勢で子どもの行為の意味を想像し、共感していくことです」 東京大学名誉教授の汐見稔幸先生は、「子ども主体」の保育や教育を実現していくために、子ども一人ひとりを丁寧に理解していくことが欠かせないと話します。 ただ、その一方で訴えるのが、「子どもはわからない」と知っておくことの大切さです。一見反するような2つの考え方をどう捉えればいいのでしょうか。『2020年秋の保育アカデミー』では、保育者の「子ども理解」への向き合

      • “一緒にいる”は、もっと大きな力になる──青山誠(2) #保育アカデミー

        「これって子どもの方を向いてるのかな。本当に最善の利益なのかな。僕はこのコロナ禍で、そう感じることがたくさんありました」 『2020年秋の保育アカデミー』2日目の講師、『上町しぜんの国保育園』園長の青山誠さんは、今保育者に必要なのは“子どものため”ではなく、“子どもと一緒に”と考える視点ではないかと語りかけます。 この“一緒に”のキーワードには、実はもう1つメッセージが込められていました。それは「人と人が“一緒にいる”」ことが生み出す力の大きさです。 共に過ごすことが脅

        • “for 子ども”から、“with 子ども”の視点に──青山誠(1) #保育アカデミー

          初めての「緊急事態宣言」と縮小保育、そこから日常化した感染対策、さまざまな活動の見直し……。長引くこのコロナ禍で、私たちはどれくらい「子ども」を真ん中にしてこれたでしょうか。 感染症はもちろん怖いものです。けれども、そこの対策ばかりに寄り過ぎて、大切なものを見失っていないか。そう問いかけたのが、これまで『りんごの木子どもクラブ』をはじめ、いくつもの保育施設で子どもに寄り添ってきた青山誠さんでした。 「子どもたちは一人ひとり、ちゃんと“自分の声”を持っています」 2020

        “想定外”を楽しむ保育者に──佐伯胖×井桁容子 #保育アカデミー

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        • 2020秋の保育アカデミー
          5本
        • 2020夏の保育アカデミー
          4本

        記事

          自分のために、自分にできることを──長谷川義史 #保育アカデミー

          2020年に始まり、今なお続くコロナ禍。この間、保育の現場にはさまざまな変化がもたらされました。 混乱の大きかった最初の数ヶ月はもちろん、度重なる変異株の流行に伴って、何度も対応が変わったり、やりたかったことができなくなったり。子どもたちも保育者も、ストレスにさらされ続ける時間が続いています。 「大変な状況が続くなかで、少しでも先生方にほっこりする時間を過ごしてほしい」 そう話すのは、絵本作家の長谷川義史さん。『2020年秋の保育アカデミー』の講師として、保育者に向けて

          自分のために、自分にできることを──長谷川義史 #保育アカデミー

          『保育アカデミー』のnoteが始まりました。

          『保育アカデミー』は、2020年夏に生まれたオンラインの学びの場です。 コロナ禍でも「大人の学び」を止めてはいけないと、ミュージシャン&マジシャン&翻訳家として活動する大友剛がプレゼンターとなり、全国の保育者が参加できるセミナーを開催。 以降、現在まで5回に渡って、季節ごとに4〜6日間の連続講座を開いてきました。 保育・教育の専門家はもちろん、各領域の第一線で活躍する方々にお話いただくなかで、参加者は述べ5000人を突破。日本最大級のオンライン保育セミナーへと育ってきま

          『保育アカデミー』のnoteが始まりました。

          残したい「未来」から保育を考える──小西貴士 #保育アカデミー

          「オンラインでも、参加者と深い気づきを得られる場づくりにチャレンジしてみたいと思ったんです」 2020年8月に開催された『夏の保育アカデミー』。最終日、写真家・森の案内人の小西貴士さんによる講義は、そんな言葉からスタートしました。 コロナ禍で失われようとしていた「大人の学び」を支えたい。そんな主催者・大友剛の呼びかけに多くの研究者や保育者が参加したセミナーで、4日目となる小西さんのセッションはそれまでと少し異なり、すでに出たキーワードやヒントを元に、参加者一人ひとりが「じ

          残したい「未来」から保育を考える──小西貴士 #保育アカデミー

          「気づき」ひとつで保育はおもしろくなる──井桁容子 #保育アカデミー

          「今もたくさんの困った状況がありますが、まずは周囲のせいにしないで、自分にできることを考えてみる。その一番の近道が、子どもへの『まなざし』を振り返ることだと思うんです」 2020年8月にオンラインで開催された『夏の保育アカデミー』。3日目の講師、乳幼児教育研究家の井桁容子先生はそう穏やかに語りました。 コロナ禍で先が見えないからこそ「大人が学びを止めない」、そう掲げたこのセミナーで、井桁先生が掲げたテーマは『まなざしで保育が変わる』です。この日も、数百人の受講者からは多く

          「気づき」ひとつで保育はおもしろくなる──井桁容子 #保育アカデミー

          「意味の世界」を豊かに育む──汐見稔幸 #保育アカデミー

          保育者の「学びの機会」が大きく制限されようとしていた、2020年の夏。先の見えないコロナ禍のなかで、「まずは大人が学びを止めてはいけない」と保育者や研究者が集まり、8月の後半に4日間かけて、『夏の保育アカデミー』が開かれました。 4人の講師によるオンラインセミナーの模様を、順に取材したのが本連載です。前回の記事では初日、大豆生田先生の講演をダイジェストでお届けしました。 2日目は、東京大学名誉教授、日本保育学会会長の汐見稔幸先生が登壇。『新しい保育の扉を開ける』をテーマに

          「意味の世界」を豊かに育む──汐見稔幸 #保育アカデミー

          コロナ禍で語り合う「保育の質」──大豆生田啓友 #保育アカデミー

          保育の世界に大きな影響を与えた、新型コロナウイルスの感染拡大。子どもたちにさまざまな制約が加わる一方、園同士の交流も制限され、2020年は研修会や講習会なども続々と中止になりました。 「この大変な状況の中で、重要なのは大人の学びを止めないこと。子どもの命はもちろん、楽しい時間や人権を守るためにも、私たちが学びを深めていかなければと思っています」 そう語ったのは、ミュージシャン&マジシャン&翻訳家として活動する大友剛。従来のような形で保育への理解を深めていくことが難しいなか

          コロナ禍で語り合う「保育の質」──大豆生田啓友 #保育アカデミー