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自宅で手軽に!ビンゴ9!

「次はいつやるの?」
「今日はビンゴする?」

オンラインで、幼児〜小学生の子どもたちと楽しんでいる「ビンゴ9」をご紹介します。

◎ ビンゴ9(ナイン)とは?

ビンゴゲームと宝探しが合体した遊びです。

◎ 準備するもの

・紙(好きな大きさ)
・かくもの(ボールペン、鉛筆、クレヨン、クーピーなど)

◎ 遊びかた

❶ 紙に線をかいたら準備OK!

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❷ お題が「青」だったら、家の中にある
・青いもの
・青が入っているもの
などを探します。

❸ 見つけたら枠の好きなところに、
お題の色で○をかいたり、
枠の中に色を塗ってもいいし、
好きな形をかいたり、
文字でお題を書いてもOK。
好きなイラストをかいていくパターンもありました!

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☞ボールペンや鉛筆の場合は、全マス同じ色になってももちろんOK!

◎ 楽しむポイント

・細かいことを気にしない。

・お題を出し合ったり、お題をくじ引き風にしたりするのも楽しい。

・大人同士でも楽しめる。

・フルビンゴを目指してもいいし、時間やお題の数に制限をつけても盛り上がります。

◎ バリエーションで広がる楽しさ

【例】

・形

・「〜色でまるいもの」などの組合せ

・「ツルツル」「ふわふわ」などの感触

・数字やアルファベット

など、テーマ別に取り組んだり、ランダムに出したりと楽しみ方は自分次第!

◎ ビンゴ9が生まれたきっかけ

3月に学校一斉休校になってすぐに始まったオンラインの居場所「カタリバオンライン」。

小学生を想定して始めたところ、未就学児の登録も多かったことからNPO法人カタリバさんよりお声がけいただき、オンライン保育士として参画しました。

「保育士さんによる遊びの時間」というタイトルで、これまで12回の実施。(1回50分)

大事にしてきたことは、「探求」と「いつもの景色を新鮮にする」ということ。

オンラインでも機能する探求遊びをいくつか展開してきましたが、一番盛り上がり、最も多く行ってきたのが、このビンゴゲームでした。

◎ 期待される効果

カラーバス効果があり、楽しみながら
・意識を向けるセンス
・選択する力

などが養われていきます。

【カラーバス効果とは?】

ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと。
カラーバスは「color(色)」を「bath(浴びる)」、つまり色の認知に由来するが、色に限らず、言葉やイメージ、モノなど、意識するあらゆる事象に対して起きる。
〈シマウマ用語集より引用|https://makitani.net/shimauma/color-bath〉

「見える」から「見る」へ。

自分の人生を「無意識」にコントロールされていると言っても大げさではないほど、私たちは日常を自分自身で扱えていないことが多くあります。スマートフォンなど便利なものが増えていくことで、意識を向けるセンスは自然には磨かれにくい時代になっているとも考えられます。また、意識の向け方をつかんでいないと無自覚に相手を傷つけたり、無自覚に自分を傷つけたりしたときに「気付けない」ことが起こりやすくなります。これは、とても怖くて、とても悲しいです。

自分も、他者も、大切にすることができる資質が、この「意識を向けるセンス」です。

意識を向けて気づいたら、あとは行動を選択するだけです。見えないとどう行動していいかわかりませんが、見えたら扱えますよね。

お題があることで、意識を向けることができ、探して、選択する。それを楽しみながら繰り返していくことで、その人が持っている感性や能力が引き出され磨かれていくのだと思います。

また、見つけたものから生まれるコミュニケーションも醍醐味の一つで、探したプロセスを認められたり、見つけてきたものについて聴いてもらってりすることで、自己肯定感にもつながることを感じています。

◎ 取り組んだ子どもたちの様子

初めて参加する子が、何が始まるんだろう?とドキドキの表情から、ビンゴ9に夢中になり、瞳をキラキラさせて画面を覗くようになっていく変容に、毎回私自身が励まされています。

家の中を探しにいくので、画面の前から誰もいなくなる時間も何だかわくわくして楽しいです。

「E」を探すときには、フォークを持ってきたり、
数字を探すときに、バーコードから見つけてきたり、
近くにないときは、即席でつくったり(笑)
その発想力や発見力、クリエイティブさに「なるほどー!」と毎回学びがあります。

ビンゴの表もその子らしさが表現されていて、見せ合うのも楽しみの一つです。

始めた頃は、3〜4名の子どもたちとのゆったりまったりなビンゴだったのですが、今では、15名〜20名ほどの参加があります。オンラインでかつ集団で探求が機能する時間になるよう試行錯誤し、進化を続けているビンゴ9です。

◎ 子どもと大人が対等に楽しめる!

幼児〜小学5・6年生までが一緒に楽しんでいますが、大人も楽しめます。

というより、子どもたちは探す名人なので、大人がいかに周囲を見てるようで見ていないか、意識を向ける感性が錆び付いているかを痛感する機会になるでしょう(笑)

大人同士でやるのも楽しいかも!(オンライン飲み会でも盛り上がるかも!?)

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◎ 最後に

いかがでしたか?

ご家庭で、親子で、ご友人と、ぜひぜひ楽しんでみてください。

そして、もしよろしければ、やってみた感想を教えてもらえたら、とっっっても嬉しいです。

ビンゴ9ー色のお題編ーがYouTubeにありますので、よろしければこちらもご覧ください。


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