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親になる君たちへ。子育てが辛くなったら読んで欲しい。

1、使い古されて耳慣れすぎてる言葉。

親には誰でもなれるけど、親たろうとすることは一筋縄ではいかない。

確かに〜!

でも安心して欲しい。皆そうだから。親になったからといって、急に立派な親になれるわけじゃない。数々の失敗を経て親らしきものになってゆく。

その過程で、感情的になることも多々あるし、自己嫌悪に陥ることもよくある。ここで大事なこと。

「ごめんなさい」を子どもに言える親でいること。

親といってもただの人。no one perfect。ありがとうは言えてもごめんなさいが言えない親が多すぎる。失敗してもダメな親でも都度ごめん!が言えれば子どもには伝わる。

2、無償の愛を履き違えない。

親の愛は無償の愛。聞いた事ある。でも、常に無償の愛の親ではいられない。それが当たり前。だからそこで自己嫌悪に陥らないこと。たまには有償の愛でいい。何でもいいから愛でいい。

むしろ、無償の愛は幼い頃の子ども→親への愛こそ無償の愛だと僕は思う。

抱っこして抱きしめられているのは僕の方。抱きしめて欲しいから抱っこする。あんなにも素直に愛情むき出しで自分を抱きしめてくれる存在なんていない。だから無償の愛ほむしろ子どもにあると言っていい。

3、あっという間!は戻らない。

いつもママママ言ってトイレの中にもついてこようとする子ども。時に鬱陶しく感じることもある。人間だもの。

子どもが小さい頃はママが世界。子どもの視点から見るとママが子どもたちにとって世界の全て。ママの顔の表情一つが世界の空模様。それが少しずつ言葉を覚えて、世界が少しずつママ以外のものが入ってきて、「おともだち」が出来て、色々な情報を自分で取れるようになって、自分で考えるようになって、準備も言われなくともするようになって。今日学校であったことをキラキラしたおメメで話してくれていたのが自分の中で完結するようになって世界の全てであったママの居場所が少しずつ小さくなってゆく。

それは嬉しいことだけど取り返しがつかない寂しいことでもある。

子どもと一緒に過ごせる時間は小学校終わったらもう半分しかない。

イモムシみたいに寝てるしか出来なかった子の手足が伸びるのは早いの。

ミルク臭がする時期もあっという間。その貴重な時間を留めておくように抱きしめるけど、写真のような記録には残らない感触をその身に感じるこが出来るのは今だけ。

だから早く大きくなって欲しい。

その気持ちもほんとう。

でもなるべくゆっくりと大きくなって欲しい。じゃないと僕の気持ちが追いつかない。

手を繋がないと歩けなかった子が下の子の手をひくようになるのはあっという間。

僕はそんな子どもたちを見ながらたまならなくなってしまう。

だから子育てに振り回されながらも振り回される時期は決して長くない取り戻せないもの。その事に気がついた時にはもう手足が伸びて自分を追い抜いてゆく。

全てのパパやママに幸多からんことを!

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