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聖フランシスコ子供寮

はじめに

こんにちは。(株)ほい研です。
今回は東京都大田区にあります児童養護施設"聖フランシスコ子供寮"についてご紹介させて頂ければと思います。
先日、施設に訪問させていただきお伺いした内容を元に少しでも児童養護施設の現状についてnoteでお伝えできればと思います。

児童養護施設という場所
様々な事情により社会的養護が必要な児童
が生活をしている場所が児童養護施設になります。対象の年齢は2歳~18歳までの児童になります。入所している児童の方々にとって児童養護施設は生活をする場そのものです。

子供寮の特徴と3つの理念

多くの児童養護施設が抱えている課題として、よく取り上げられるのが高校大学への進学率退所後の自立の難しさです。
まず高校・大学への進学率について子供寮の特徴をお話させていただきます。子ども寮は他施設に比べて進学率が圧倒的に高く、近年では大学院まで進学される児童もいるそうです。また、退所後も自立に向けて安定した職に就き着実にキャリアを築いていく方も多いそうです。

以前、子供寮の施設長さんにお話しをお伺いした際に、子どもが勉強を出来るようになる為の支援についてお伺いしました。
子どもが勉強に興味・学習意欲を持つために、まず大事になってくるのが人としての当たり前の発達段階・成長過程をしっかりと経験する事が最も重要になってくるとの事でした。
少し難しいように感じるかもしれませんが、様々な事情(虐待や保護者との離別など)により乳幼児期に獲得すべき愛着関係や満たされるべき欲求がしっかりと満たされていないと、次の発達段階における発達課題をクリアする事は難しいとの事です。
これを勉強・自立に置き換えて考えてみると、"勉強が出来るようになる状態"になるには、その前段階の発達段階や成長過程を必ず経験する必要があるとの事でした。そして、その一つひとつの発達段階・成長過程を経験することで人は本当の意味で自立が出来るとの事でした。

この話を聞いた時、子供寮が最も大切にしている想いを感じる事が出来ました。それはまさに聖フランシスコ子供寮の3つの理念そのものでした。

  1. 神様から頂いた命を大切にすること

  2. 命を生きる力を育てること

  3. 施設が家となり実家となること

この3つの理念を丁寧に体現し続ける事が児童の自立に直結しているのだと思います。

広い園庭にはサッカーゴールやツリーハウスがあります!

子供寮に訪問してみて…

今までいくつかの児童養護施設を訪問させていただいてきました。
その中でも子供寮の雰囲気はとても落ち着いており、優しい愛情に包まれているような感覚があります。これは職員さんが児童ひとり一人にしっかりと丁寧に向き合い、愛情をそそいでいるからこそ感じる事が出来るものなのだと思います。

そんな環境だからこそ、児童の皆様は安心して生活していけるのだと思います。

人が安心して生活できる環境とは、もしかしたら当たり前の環境だと感じる方も多いかもしれません。

しかし様々な事情により入所している児童が集まる児童養護施設では、それは当たり前ではありません。児童養護施設が安心して生活できる環境を提供して、児童ひとり一人に感じてもらうには膨大な時間・愛情・お金・労力が必要になります。

そして沢山の人の協力が必要不可欠なのです。

もし、こちらのNOTEの記事を読んで少しでも児童養護施設や聖フランシスコ子供寮にご興味を持った方がいましたら是非、お力をお貸し下さい。

全国の児童養護施設では、それぞれに支援を必要としている現状があります。生活物資を必要としている場合もあれば学習ボランティアさんを必要としている施設もあります。各施設により必要としているものが異なります。

まずは各施設のHPやSNSなどの情報発信に興味をお持ち児童養護施設の現状に興味を持って頂ければ幸いです。


聖フランシスコ子供寮採用情報

https://otsuge-francisco.org/recruit-2023

現在、様々な職種での採用募集を受付中です♬
是非お気軽に採用ページをのぞいて見て下さい。新卒も中途採用も受け付けております。施設見学だけでも大歓迎です☆彡



株)ほい研
▽保育人材採用のお手伝いをする会社
本当に大好きな施設・園さんを独自視点でご紹介♫
あくまでも弊社担当が実際に足を運び、話を聞いて感じたままに紹介を書かせて頂いております。



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