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考えごと日記その15 「アヘン戦争から解放まで」を読んで、日本が明治時代のころの中国(清)を考える

なるほど、わかってきたでぇ〜ッ、毛沢東の尋常でない共産主義化への執念の源が。

日本が明治時代のころの中国(清)はもう悲惨。アヘン戦争なんか始まりにすぎず、列強はよってたかって中国をむさぼり喰いつくそうとしたんだな。これはエグいでぇ。そして中国を滅ぼしたあとは、次はロシアを狙っていたと思われるんだな。

そこへ毛沢東があらわれて強い中国を作ろうとしたんだから、そりゃ中国からしたら英雄だわ。これはスターリンも同様。我々、資本主義国からしたら毛沢東とスターリンは共産主義化に失敗して自国民を大量虐殺した独裁者。

しかし中国やロシアからしたらこの2人は、西側諸国の侵略から国を守り、そして強い国家を作るために立ち上がった英雄なのだ。このままでは滅ぼされるであろう危機から救うためという誇りが、共産主義化へのあれだけの執念となったのは想像に難くない。

ついでに今のウクライナ戦争が実質「西側諸国 vs ロシア」の戦争というならば、日清戦争は「西側諸国 vs 中国(清)」、日露戦争は「西側諸国 vs ロシア」ともいえるのだ。中国とロシアは長い長い歴史のなかで、常に西側諸国に脅かされてきた。それが今の国際的な立ち位置につながっているのだろう。

中国とロシアはなんて国だ!けしからん!と言うのは簡単だ。我々資本主義、民主主義国家からしたらこの二国はそれに反しているからだ。しかしこの帝国主義の時代を知ると、もうね、なんか……どっちもどっち?

つまるに、ホモ・サピエンスという生き物はなにかにこじつけては争い、奪いとるためなら血を流すこともいとわない凶暴な生き物ということなんだな。


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