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月とカワウ。〜中望遠で鳥撮影〜

引き続き、「暗さに宿る美しさ」を求めて夜明けの公園へ。

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D810 AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G F8 SS1250 -1.7 以下同じレンズ

夜明けの薄明りの中に、カラスより大柄なカワウ(川鵜)たち。

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中望遠では引き寄せられないけど

月と雁、じゃなくてカワウ。

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飛び立つ瞬間が撮れた

朝日が池に光の道を作るみたいなのを期待してたけど、雲が多くて難しそう。なんとなく鳥たちににレンズが吸い寄せられていく。

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ま、実際の明るさ具合は色を戻すとこんな感じなんだけど、モノクロームのほうが美しく見えますね。

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ブレも画になる

明るくなってきて、カイツブリやマガモたちもわさわさと動いている。

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なんの鳥かわからず

とっさにピントが合わなかったけど、いい形。

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おそらく、7.5mぐらいの距離

公園の鳥は人に慣れているのか、85mmの中望遠で切り取れる距離でもこんなに近くを飛んでくれます。

久しぶりに、モノクロームオンリーで現像すると「おや?色がないほうが表現力があるんではないか?」という気がしてくる。

ちょっと、この後は若干グロテスクな写真が出ます。苦手な方はご遠慮ください。(手術後の手です)

フィルムの時代は、モノクロームのプリントの引き延ばしだけは自分で現像していました。ネガフィルムが与えてくれる陰影を印画紙の上に焼き付けていく工程を楽しんだものです。
タイマーを使って、段階露光してちょうどよい時間を見極め、手やマスクを使って微妙に調整したり。

面倒だったけど、ひたすら楽しかった。

下の写真は、親指に埋め込んだ小さなボルトを抜去する手術を受けて数日後に抜糸した後の手です。
印画紙でこういう硬さと柔らかさの同居を実現するのは難しかったような気がするのですが、デジタルって便利ですね。

また握力を鍛えなくては これは35mm F2D

たまにはモノクロームの表現力をいじり倒してみるのも楽しさの一つです。何気ないオブジェクトもなんだかポエトリーに見えたりするものです。
RAW現像のやり方次第では、こんな感じにもできてTri-Xっぽい。

AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED

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