出生率の低下について

出生率が1.20となり過去最低だそうです。
原因として経済負担や働き方改革の遅れから結婚や出産を躊躇う若者が増えたことが原因だそう。

私はこれは違うと思います。
日本人の概念が変わったせいだと思います。
「貧乏でお金がなくても子供がいれば幸せ」という感覚。これは古今東西で日本も含め、子供が増え人口が増えている国で起こっている感覚です。

それが子より個の幸せを優先し、お金がないから子供は作らない、あるいは子供なんていらないから自分の幸せを求めたい、あるいは少し前の働き方改革、つまり女性にも平等に社会進出の機会を与え、女性が活躍できる社会にするという改革の成功がこの結果に結びついているのだと思います。

自分が活躍できれば子供を求める余裕なんてないですからね。

私が愛好する筋力トレーニングの際によく弟子に言うのが脳の意識は多くてせいぜい一つか二つにしかいかない、ということです。
つまり『自身の活躍』に意識がいってれば『子育て』に意識がいくはずがないのです。
自身も活躍し、そして子育ても、なんてのは少なくとも凡人には不可能なのです。

お金の概念もそうです。
お金がないと老後が不安、だから投資を…こんな煽りばかり受けたら不安で仕方がありません。
そんな状態で誰がお金の掛かる子供を産もうとするものか。

人口減は結果としてGDPの低下を招き結果として日本の衰退を招きます。

今できる日本への投資は間違いなく子供を産むことなのです。
その構図がない以上、未来はとても暗いかもしれません。

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