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本当に悲しいときに泣けない

今回は「涙」についてのお話。
私は子供の頃から泣き虫で良く泣いていたし大人になってからでも泣くことがある。悔し涙が多い。

でも嬉しい時や本当に悲しい時には、涙が出なかったりする。大切な人との別れの時とか。
そんな時、自分は冷たい人間だと落ち込んだこともあるのだが、友達から言われた言葉で救われた。

本当に悲しい時は前に進むために涙が出ないようになっている、というもの。

思い当たる節がある。祖母の棺が家から葬儀場に運ばれる時、親戚の多くが泣いている中、頭の中で「泣いちゃダメだ」と声がした。
泣いて悲しんでうちひしがれてしまったら、きっと立てなくなって前に進めなくなる。だから「泣いてはいけない」と自分で自分を制御したのではないかと思う。
悲しいことがあっても辛い別れがあっても残された人間には明日が来る。生きていかなくちゃならない。今は辛くても生きていたらなんとかなるかもしれない。いい意味でも悪い意味でもこの先どうなるか分からない。
だから、生きていたらとりあえず勝ちだと思う。
私には生きよう、明日へ進もうという力が備わっているみたい。だからそれがあるうちは生きていけるみたいだ。
毎日いろんなことがあるし逃げ出したくもなるけど、とりあえず明日も生きていこう。

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