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公的機関からの郵便物をスルーしてしまう同志へ

こちらの記事は、2024年7月発売の小鳥遊著作「『発達障害』『うつ』を乗り越え@小鳥遊がたどりついた 『生きづらい』がラクになる メンタルを守る仕事術&暮らし方」(ナツメ社)の内容に関連したものです。

郵便物、特に公的なものは取扱注意

すごくニッチなテーマですが、私にとってはすごく大事なことです。郵便物、特に公的機関から送られてくるものに関しては、できるだけ早く封を開けて中身を確認するのを強くお勧めします。

というのも、大体皆さんも想像つくと思いますが、税金の支払いであったり、健診の補助であったり、読まないと「期限までにしないとペナルティーが課される」「受けられるメリットをみすみす取り逃がす」可能性が高いものが多いからです。「重要」「親展」と書いてあるものなどは特に気をつけた方がいいかなと。

注意・関心を常にもっていかれて不安になる

開封していない郵便物は、開封せず部屋の片隅に置いてあるだけで、メンタルに良くない影響を与えます。

「あれってなんだろう?」「もしや大事なことなのでは?」と気になって、常に注意や関心をもっていかれてしまいます。本当は他の考えごとをしたいのに、脳の一部がその郵便物に支配されたような感じ、といって分かりますでしょうか。どこかしら、「心ここにあらず」になってしまいます。

さらに、その「心ここにあらず」は不安をともないます。「もしかして、やらなきゃいけないことを先送っているのではないか」「読んで得するのに、それを見逃していやしないか」という落ち着かない気持ちが自分の中に常駐しがちです。しかも、その不安は時間が経つにつれて大きくなっていきます。

帰ってきたら何も考えずにまず開封

そういったメンタルへの影響をなくすためには、帰ってきたらすぐに開封できるように環境を整えておくことが大事だと思います。私は、帰宅したあとの自分の動線上にカッターやハサミなどを置いておくのが効果ありました。帰ってきたそのついでに「まずは開封しておこう」と気軽に封筒を開けられるようになりました。

「いったん部屋着に着替えて、飲み物でも飲みながら、後でちゃんと見よう」などと考えたら最後、私の経験上下手したら数日から一週間以上は放置してしまいかねません。

大事な郵便物に限って、形式ばって親しみにくい見た目をしているので、封を開けて読むのに抵抗感があるものです。ただ、帰宅してからの1分ぐらいで「開封する」か「とりあえず置いておく」のどちらの行動を選択するかが、大げさに言えば運命の分かれ道になります。

そういった地味にメンタルを削られがちなことを一つずつなくしていく姿勢は、毎日を気兼ねなく平穏に送っていくのにとても有用だと、私はあらためて感じています。

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