服薬を後回しにして、結局飲めない同志へ
こちらの記事は、2024年7月発売の小鳥遊著作「『発達障害』『うつ』を乗り越え@小鳥遊がたどりついた 『生きづらい』がラクになる メンタルを守る仕事術&暮らし方」(ナツメ社)の内容に関連したものです。
薬を飲みたいんだけど、機会を逃してしまう
私のみならず、多くの方々にとってあるあるであろう「薬の飲み逃し」についてお話をしたいと思います。
薬を飲むのって、そんなに手間はかからないのに、なぜか後回しにしてしまいがちですよね。おそらく、「それよりもお湯を沸かさなきゃ」「まずはカーテンと窓を開けて換気してから」など、優先したい(と自分が感じる)ことが次から次へと出てきてしまい、薬を飲むことがスケジュールから押し出されてしまうのではないでしょうか。
小さなことを習慣化するときの鉄板手法
そんなときにおあつらえむきの手法があります。すでに習慣化している行動に付け足すというものです。
例えば、顔を洗うついでに薬を飲む。起きがけに1杯水を飲むついでに薬を飲む。歯磨きをするついで、ヒゲをそるついで、髪の毛をセットするついで、などなど。
実際に私は、朝はみがきをするついでに服薬をすることにしています。はみがきをしていると、かたわらに薬の入ったビニール袋があるのが目に入るのです。そこで、「あ、薬飲まなきゃ」と思い、すぐに行動に移せるのです。
そのために必要な準備
ただ、そのために必要な準備があります。それが、自分の動線上に薬を置くことです。
はみがきをしている最中に「あ、薬!」と思ったとしても、薬の入っている引き出しまで行って取り出してかえってくる必要があると、それだけで「う~ん、今はパス!」となりがちです。自分の動線上に置けば、そういったことは回避できます。
さらに、他にも習慣化している行動があれば、その行動をする場所ごとにちょっとずつ薬を置いておくと、服薬成功率が上がります。
ものぐさな自分を認めよう
たかが服薬管理にそこまで考えなきゃいけないのかとお思いかもしれません。でも、ちょっとしたことで面倒くさがって後回しにしてしまいがちな私は、ものぐさな自分を矯正する方向ではなく、ものぐさな自分を受け容れ認めてあげて、そんな自分でも無理なく生活していけることに全力を尽くすのが良いと思っています。
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