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【徒然20240815】半副業という選択

世間では、「会社員」「副業する会社員」「フリーランス」という選択肢しかないですが、自分はそのどれにも当てはまらない時期がありました。

それが、タイトルにも書いた「半副業」です。「自分がやりたい事業がある。それによる収益は全部会社に還元するので、業務時間内にやらせて欲しい」というものです。

具体的には、私は会社員時代に就労移行支援事業所(障害のある方々が就職するためのトレーニングを受けたり、就職対策をするところ)でタスク管理を教える講師をしていました。毎週金曜日に1日、会社へ出社せず事業所へ行って、利用者さん相手にタスク管理のやり方などをお伝えしていました。

業務時間外に副業としてやることも考えたのですが、その就労移行支援事業所は平日しか開所しておらず、有休を取るしかありません。それだとあっという間に有休がなくなってしまいます。

そこで、「報酬を会社にあげる代わりに、業務の一環として自分が行く形にしよう」と思いました。これが「半副業」です。

デメリットは、以下2点だと考えました。

・副業の報酬が自分の懐に入らない
・半副業の分を差し引いた時間で今までと同じく本業をしなければならない

これに対しては、以下のように考えました。

・副業の報酬が自分の懐に入らない
→そもそも本業で給料をもらっているから生活はできる

・半副業の分を差し引いた時間で今までと同じく本業をしなければならない
→タスク管理で残業ほぼ無しだったのでなんとかなる

逆にメリットとしては、以下のとおりでした。

・業務時間を使って自分のやりたいことができる
・自分のスキルアップができる
・ゆっくりじっくり事業を育てることができる

特に上記の3つ目のメリットは大きかったです。おかげで収入の柱となる事業を持っている状態でフリーランスとしてのスタートを切ることができました。会社の主力事業でこのやり方をしてしまうと、競業避止の観点から揉める可能性はあるのですが、私の場合は全然関係ない領域だったので、まったく問題ありませんでした。

もしやりたいことがあって、少しでも収益を生む可能性があるなら、それを自社の新規事業として提案しているのもありかもしれません。

会社の本業か、会社の仕事とは全く関係ない副業か、会社を辞めてフリーランスになるか、という選択に加えて、「会社に所属し会社の仕事として自分のやりたいことをやる」という半副業は、会社にも自分にも大いにメリットがあって良いと思います。

そんな働き方ができるようになったベースには、タスク管理による業務効率化は必須だったように思います。そういった仕事術をご紹介する書籍を執筆しておりますので、よろしければお読みください。


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