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《障害を持って生きる》私のなかにある『障害者で申し訳ない』の気持ち。

これは個人的な心中吐露。
こころの走り書きみたいなものです。

私は障害者雇用で働き、たくさんの支援者さんに応援されながら生活しています。
正直、障害者雇用での収入(パートタイム)と障害年金で生活はしていけるからこそ(賃貸ひとり暮らしです)申し訳なさを感じるときがあります。
市民税は免除されています、NHKだって支払わなくていいんです。
自宅ポストに色々なものの『免除通知』が来ます。
そのたびに『ありがとう…でも私がもっと働けたら払えるのに』と思ってしまいます。
周囲に非課税にはならないギリギリのなかで生活している方(子供抱えたシンママさんや、共働きでも収入が少なくて複数の子のために必死に勤務時間の延長を上に掛け合っていた元同僚とか)の顔がふっと浮かぶときがあります。

私は障害年金がなければ生きていけません。
パートの仕事だけでは賃貸も借りられないので。


別に『申し訳ない』とか『ごめんなさい』とか思う必要もないですし、私も好きで障害を負ったわけじゃありません。
身寄りも無いなか、よくひとりでやってると思います。



障害を負うと家庭を持つなど『一般的に珍しくないこと』がかなりハードル高くなるのは事実です。

もともと私には家庭を持つことにポジティブなイメージがないため、独身であることには抵抗はありません。

しかし『独身である』ことを知られたとき
『なんで?や〜ん、もったいなぁ〜い』
と言われると実に返答に困ります。
もうこうなったら開き直って
『でしょ〜?もったいないレベルだらぁ?実はルーツがエジプトにあってな、クレオパトラの血ぃひいとるんだわ〜』
って言うたったらええんかーい😅


話が逸れました。


まず障害者雇用で働くことが障害年金を受け取れる『基準』になっているケースが多いため、障害があると仕事が選べないのが苦しかったです。
(細かく言うとケースバイケースで、『職場に障害をオープンにした上で配慮を受けながら一般雇用で短時間勤務しています』と年金のための診断書に書く人もいると聞いたし、障害者雇用でも『10年以上お勤めできとりゃ健康面で安定してきたんじゃない?』と国に判断され年金を切られたケースも聞きました。また月に手取りが8万でも家業の手伝い実家ぐらしのため『ライフラインは整っとるね』と判断され年金切られた話も聞きました。話を聞いてると判断基準のムラがすごいんですよ…。
だから、年金のことは専門の人❝社労士さん❞に頼るのが安心です)
障害者雇用枠を設けているのは大きめの会社さんではありますが、障害名が複雑すぎて面接に来た本人が実の障害名を伏せざるを得なかったり(アタシだよぉ!)。
それ故、正しく理解が得られず同僚から怒鳴られ当たられをしているうちに身体を壊すなどして実質退職に追い込まれることもあります。

障害者枠で働いていなければ生活出来ない。

だけど自分を『障害者です!』と胸張って言えるほど私は強くありません…

実際に元交際相手に
『うた(私)は障害者だからな。俺は違うけど』
と言われた際に非常にモヤモヤしました。
このとき、私は『ああ、私は障害者って言われるのがイヤなんだな』と深く深く考えたものです。

彼はいわゆるパラサイトで親に食べさせてもらっていました。
障害はないと彼自身は豪語していましたが、『いま言われたことを覚えていない』『覚えていないことに悩まない』『遅刻などで怒られても気にしない』『字が正しく書けない(平仮名も)』など
『…受診したら何か出るで!?』
と心配な点も多かったです。

いまはパラサイトで食べられても、いずれ親は死にます。
もう、関係ないですけど…。

私以上に『障害者』という言葉に抵抗がある人だったんでしょうね。

だけどコレって珍しくないケースです。
認めたくない気持ちもわかりますし。




障害者というレッテルを貼られなければ生活出来ないのは分かっているけど、どうしても自分を『障害者です!』と言い切りたくない自分がいます。

障害認定を受けなければ生きていけない。
ただ、それは同時にこの国では『障害者のレッテル貼られること』になります。
レッテルを貼られるなんて言い方が悪いなとは思います。
しかし、10年以上前ですが実際に私の身分証が『障害者手帳』しかなかった頃は変質者に追い回されたなどの被害も警察は真面目に取り合ってくれませんでした。
廊下でお巡りさんがひそひそと『妄想じゃないか?精神障害者だってさ』と話しているのが見えてしまえば、もうこちらも悔しさを引っ込めるしかありませんでした。
時代が変わったのかもしれませんが、いまはお巡りさんたちはきちんと話を聞いてくださいます。
ただ、私は心のどこかで『身分証が免許証に変わったからかな…』と疑ってしまいます。



障害認定を受けて、
障害者として働くことが、
生きていくためには必要。


だけど、
障害者であるが故の公的な待遇に
申し訳無さを感じてしまうほど、
『健康なひとでも生活が苦しいケースがある』と知っている。

そして、
やっぱり心のどこかで、
障害者と言われるのが辛いと感じている
私がいる。


たくさん助けてもらって、何言ってんだと思われる方もみえるかもしれません。



みんな、それぞれ何か背負っています。
背負ってるものが目に見えないだけに、それぞれ苦しみます。


非課税世帯を優遇しすぎ!という声に『優遇されているコチラ』は何も言えません。
ただ、確かに『優遇されているありがたみの分からない方』もいるにはいるので、私は『そういった人と一緒にしないで〜』と思います。
また、苦しい生活の中でも私と仲良くしてくれる人もいます。
『てめぇ、優遇されすぎだコノヤロ』と言ってくる方ばかりではないので、こちらも萎縮し過ぎずに生きていきたいです。






もし読んでくださった方がいらしたら、ありがとっ♡





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