夢に出てくるタイミングの不思議
姉が夢に出てきてくれる理由は、私の想いが強すぎるだけだと思っていました。
姉が亡くなってから、まだ旦那さんの夢にも1度も出てきていない姉が、私の夢にはもう10回ぐらい出てきてくれているからです。
私が寂しくてたまらなくて姉に話しかけた夜、必ず出てきてくれていました。
夢の中でも、姉はやっぱり笑顔で、言葉を交わすことはほとんど無いんだけど、ニコニコ笑っている夢を見ると、繋がっている気がして安心していました。
「昨日も姉ちゃんが夢に出てきたよ!」
「いいな~ 俺も見たいな」
「お母さんのところには1回しか来てくれてないわ」
こんな会話を、「家族ライン」というラインのグループでしています。
私、姉の旦那さん、うちの両親とのグループです。
そんな姉が夢枕に立つタイミングが、意味があることに気づいたのは、姉の1年忌が近づいた頃でした。
いつも夢に出てくる時は、姉一人か、姉夫婦か、そんな感じだったのに
その日はなんとこの記事に書いたT先輩も出てきました。
T先輩がいて、姉がいて、二人が会話をしています。
姉がニコニコ笑いながらT先輩に向かってこう言いました。
「ありがとうね~!あんたが教えてくれた方法試したら、痛みがひいて楽になったわ^^」
そこで夢は終わり。
不思議でたまりませんでした。姉と私は1歳違いなので、T先輩とは私も、小・中・高校まで全て一緒。よく知ってはいるものの、さすがに夢に出てきたのは初めてだったからです。
そしてこの事を家族ラインで報告したんです。
「こないだ夢にT兄ちゃんと姉ちゃんが出てきてね、それで・・・」
そしたら母が驚いた様子で聞いてきました。
「その夢見たのいつぐらい?」
「4日ぐらい前だったかも。」
「え~びっくり!!あのね、T君、この前お母さん達のところに来たよ」
姉の1年忌が近づいてきて、T先輩はまた、姉のために1年忌の段取りをしようと思っていたらしく、うちの両親を訪ねてきたというのです。
「そろそろレイカの1年忌ですけど、どこでする予定ですか?何か自分にできることないですか」って。
姉の1年忌は地元ではなく遠方の納骨堂でする予定だったので、母はそれを説明して、お礼を言って帰ってもらったらしいのですが、私が夢を見たのとT先輩が訪ねてきたタイミングが同じだったんです。
姉がT兄ちゃんに、私のことを気にかけてくれてありがとうと言いたくて私の夢に出てきたんだと納得し、姉の夢のことをそのままT先輩に伝えました。
T先輩はすごく喜んでくれて、また夢の話を聞かせてねと言ってくれました。
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その次に夢に出てきた時も、後から思えば姉からのメッセージでした。
私が姉の形見として手元に置いてあるのは、この3つ。
*姉のガン仲間だったKさんが手作りで姉にプレゼントしてくれた夜行貝のネックレス
*姉がいつもスマホにつけていたストラップ
*姉の親友H先輩が姉にくれた、紅茶が入っていた缶。姉が大好きだったスヌーピー。紅茶だから「スヌーティー」 この缶を姉がとても気に入っていたので、この缶の中に、ストラップとネックレスをしまってあります。
この形見のネックレスをプレゼントしてくれたKさんが、お盆に私の家を訪ねてくれたのですが、またここでも夢に不思議な繋がりがありました。
前の日に私の夢に出てきた姉は、母から、のど飴食べなさいと袋を差し出されたのですが、「いや私はロールケーキが食べたい」と言って、私も姉に合わせて2人で一緒にロールケーキを食べる夢でした。
この夢のことを、Kさんが来てくれた時にすぐ話しました。
「お盆だからか姉ちゃんが昨日夢に出てきたんだけど、姉ちゃんがロールケーキ食べたいって言うから一緒に食べる夢でした(笑)」
「え~ウソでしょ?私が今日のお茶菓子に持ってきたの、ロールケーキだよ!」
姉ちゃんすごい。Kさんにロールケーキおねだりしたのかな?(笑)
やっぱり繋がってる?と思いながら、Kさんからのロールケーキをお供えしました。
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2度あることは3度ある。3度目の夢で、私は姉の夢は偶然ではないと確信しました。しかも今回は初めて姉が悲しそうにしている夢でした。
夏休み最後という前夜に、また夢枕に立って
姉が私の首元を悲しそうな目でジッと見つめています。
私はその夢の中でなぜか、普段は缶の中にしまってある形見のネックレスをつけていました。
姉が、「なんでユミがつけてるの?」みたいな目で私を見ていることに気づいたので、私は姉に話しかけました。
「姉ちゃんがつけてたこれ、愛用してるよ^^」
そういうふうに言えば姉が笑顔になると思ったのに、逆に姉は涙目になっていきました。
………あれ?もしかして姉ちゃん、自分が亡くなったことに気づいてない??
夢の中でそう思っているうちに、姉の旦那さんが近づいてきて
「レイカはもう死んだから、あのネックレスはつけられないんだよ」と言いながら、姉を連れて行く夢でした。
夜中に目を覚ました時、すごく悲しくて、その日は朝までほとんど眠れませんでした・・・。
朝になって、夫や子ども達に話しました。
「いつもだったら夢にレイカちゃん(子ども達がそう呼ぶ)が出てくる時は必ず笑顔って言ったじゃん?なのに昨日、初めて悲しそうにしてた。何かメッセージかも。何か良くない前触れかもしれないから気をつけよう」
そう言いながらも、夏休みの最終日だったので、家族5人で海にでも行こうかと気持ちを切り替えようとした矢先に、なんとこの出来事が………
そう、ピースケが死んだのです。
姉は生前、ピースケをすごく可愛がって、私たちが旅行で家を空ける時は、預かってくれたこともありました。
「インコって、すごい癒してくれるね。病気のこと忘れさせてくれるわ」とよく言っていました。
なんの前触れもなく死んでしまったピースケのことを、姉は先にわかっていて教えてくれたんだと思います。悲しい出来事だから、悲しい表情で伝えてくれたんだなって。。。
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こんなふうに、姉が何か伝えるために夢に出てきていることを実感してから、ここ数ヶ月は夢に出てくることもなかったのですが
つい先日、久しぶりに姉の夢を見ました。
この記事を書いた日の夜です。
この記事を書く時、正直かなり迷いました。
伝えたいけれど、こんなに赤裸々に語っていいものか。
でも姉の潔さや見習いたい姿勢、姉が生きた証のようなものをどうしても伝えたくて、悩みに悩んで書いた記事でした。
だから書き終えた時、涙が出てきて、姉ちゃんの遺影に向かって
「姉ちゃん、喜んでくれてる?」と私は話しかけました。
その日夢に出てきた姉は、いつもの明るい姉でした。
私が寝ている部屋に向かって、廊下を歩く音と
「よいしょ、よいしょ、は〜い、遅くなった~」って声が聞こえてきて
「え?姉ちゃん?」って私がビックリして起き上がったら
姉ちゃんがほんとにそこに立っていました。
リアルすぎてびっくりしている間に
「お~ 大きくなったね~!!」
姉はそう言って、娘を抱っこしてくれたんです。
娘が生後2ヶ月の時に亡くなったので、成長した娘を抱っこしてくれたのは初めてでした。
成長を見せることができた~!って感激しながら姉に近づこうとしたら、そこで目が覚めてしまいました。
ほんの一瞬でした……。
でもその一瞬の間に、まるで生きているかのような姉の声と、とびきりの笑顔を見ることができて私は思いました。
私が書いた記事のことを喜んでくれてるに違いないって。
姉が生前 言っていたこと。
「もし病気が治ったら、同じ乳がんの人のチカラになるサークルに入りたいな」「同じ経験した人じゃないとわからない苦しみがあるからね~」
私は姉にはなれないけれど、姉の望みを少しでも叶えてあげたい。
でも姉とはもう話せない。
だから、今、自分がしていることを姉がどう思っているか知ることもできない。
でも、姉が夢に出てきてくれて、私にグッドサインを送ってくれているのだと分かりました。
姉の記事を読んでスキをくれて、温かいコメントをくださる皆さんに感謝です。きっと、姉も皆さんにありがとうと言いたいんだと思います。
姉に代わって、本当にありがとうございます。
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子どもの頃、アンビリバボーという番組が好きでした。
不思議なめぐり合わせとか、衝撃の感動とかの実話を見て、涙するのが好きだでした。世の中にこんな信じられないような奇跡があるんだなって。
今は、そんな奇跡を実体験している自分がまた信じられないけど
やっぱり人って、目に見えない何かに助けられることもあるんだな~って思います。
そして書きながらいつも思うこと。
姉ちゃんやっぱりすごい。姉ちゃんが私の姉ちゃんで良かった!
皆さんも不思議な夢のエピソードがあれば、よかったら記事にするか、コメント欄で教えてください☆
今日もありがとうございました。
愛犬と姉のアンビリバボーな話をまだ読んでいない方はコチラもぜひ☆
私の書く記事は多分、伝わる人が限られています。いじめ、機能不全家族、HSP、病気などの記事多めなので。それでも深くせまく伝えたくて書いています。サポートとても嬉しいです。感謝します。コメントも嬉しいです🍀