たまにはほっこりシンドローム

パソコンを開くと、待ちうけ画面にはいつもこの写真。

この手のひらに乗ってるハートなんですが

ほんっっっっとに、ものすごく綺麗なハートの形をした珊瑚なんです！

６年前に手術をした後、退院して家に戻ってからも私の体調は思わしくなく、目はうつろで、このまま元の身体に戻らないのでは？と悲しみに伏せていた時期がありました。→病気に関する過去記事はコチラ

そんな私を元気づけようと、家族４人で海に行こうってなって、久しぶりに外出しました。
それでも私は歩くとふらつくので、砂の上に座って、浜辺で遊ぶ子ども達をボーッと眺めていたのですが

息子がたまたまこのキレイなハート型の珊瑚を見つけて

「お母さん！ハートだよ！これお母さんにあげる！これできっと病気も治るよ」って。

手のひらに乗せて見てみると、本当にキレイ。

海の島で育った私だけれど、珊瑚でこんな形見たのは初めて！と思いながらうっとりと眺めて写真を撮った後に、無くさないようにとポケットに閉まったつもりでした。

が・・・・帰ろうかってなった時にポケットに手をやると、なんとその珊瑚が無くなっていたのです。。。。

さすがにショックを受けて、４人で砂浜を懸命に探しました。

とは言っても、私は海にいる間、座ったままでほぼ動いてないので、そんなに広い範囲を探さなくても良かったのですが、どうしても見つけたくて必死に探しまわりました。

いくら探しても見つからない（泣）

私は、せっかくの息子達の想いを無駄にしてしまった気がして、何度も謝り、まだ探そうとしていました。

そしたら息子が私を呼んで言いました。

「お母さ～ん！！もしかしてあのサンゴ、お母さんの心の中に入ったんじゃない？だってあれ、ハートだったでしょ」

うわ～～　そんなこと思いつく？
泣いちゃうよお母さん・・・

「お母さんが元気になればそれでいいじゃん、もう帰ろう」

息子のその言葉で、もしかして本当に私の心の中に入ったんじゃないかと思えてきて、なんだか晴れ晴れとした気持ちで帰ることができました。

それにしても、もう人生の中で二度と見つけることができないかもってぐらい、本当にキレイなハート型の珊瑚でした。

子ども達もいまだに覚えていて、あれ見つけたのほんと奇跡だよねって話したりします。

手術後なかなか回復せずお先真っ暗に感じていたあの頃

この子達に支えられたから、今の私がいます。