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実家を出て 初1人暮らし

葬儀 納骨 廃業届けなど一通り終え 母亡き実家に居続ける意味が見出せない為 引越しを決めた
当然 父や祖母にも知らせず 半夜逃げ状態で出ようと搬出作業中に2人に気付かれて
同じ屋根の下 階段を何往復もしていたらバレるに決まってる
父は驚いた顔をした後にすぐ 重い物を運び出すのを手伝い始めた

それでも私は感謝の気持ちを持てなかった
目を合わせる事もせず 行き先も聞かれず 聞いても教えて貰えないと思ったのかも知れないし
聞く勇気も無かったのかも知れない
別れの挨拶も見送りもなく
淡々と作業を終え 生まれ育った家に さよならをした

(父に対して今ちょっと胸が痛くなる こんなに冷たい態度で離れてしまったんだ… 今の私なら 目を見て "ありがとう" の五音くらいは伝えられると思う ゴメンね…)

時給1000円パート 手取り12万円位だったかな
一人暮らしデビューの30歳は いくらで生活を回せるのかも分からず
家賃4万円台の安心価格を選び 通勤に1時間半以上かかる路線に移った

この地には全く歓迎されず 見知らぬ人からの嫌がらせや 身内の中であっちでもこっちも揉め事が勃発し 心配事やストレスが増して行った
毎日 良き解決に向かうよう ただ祈っていた
なんでこんなに立て続けに 嫌な事ばかりやって来るんだろうとイライラもしていたせいか
何でもない電話の言葉も 気に障って突っかかり口論となり 相手が黙った事で我に返る
大きく後悔 自己嫌悪…

通勤の乗り換えの徒歩移動に とうとう体力が持たず 暮らしたのは8ヶ月間だけだった
そんな中でも 姪が泊まりに来て一緒に遊んだ楽しい思い出も少しあって 面白かった会話や
その時に描いた可愛い絵などは 今も脳内に鮮明に残ってる

それと 昭和40年代築なのに お風呂だけは立派なタイマー付きリモコンが装備され
帰宅後すぐに入れた事や 窓が大きくて明るかった事 1人にしては部屋が贅沢に広かった事
その辺りは快適で お気に入りだった
お家君2nd どうも有難う〜

次は だいぶ職場に通える範囲の 5万円台の部屋に移り住んだのだが
ここでは 怖くて逃げ出すほどの出来事が起こってしまう

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