お砂糖のように優しいひと
ミンユンギくん。
私とあなたの世界線が同じだったとしたら、私はあなたの幼馴染みになりたかった。
私達は性格が「絶対に」と断言できるくらい合わないと思っているのだけど、それでも私達は腐れ縁というものでいたかった。
こちらでは、私とジンくんとユンギって同い年だけど、むこうでは、ジンくんはひとつ上になってしまう。
だから同級生は、ユンギしかいないのだ。
しかも誕生日も2週間しか変わらなくて、私の名前は39だ。だから、いつのまにか特別だった。特別な同級生だった。
ユンギの第一印象は「冷たいひと」
これはあるあるだと思う。でも今は「誰よりも優しい人」になった。これもあるあるだと思う。
彼は理想と現実、苦しみと自我と戦って生きてきたのだと思う。それが、2018年のMAMAで「あぁ、終わったんだな」と感じたのはあの日体を小さくしてホビの腕の中にいたヒョンが、男泣きをしたホビを見て笑っていたからだった。
苦しみが分かった上で乗り越えてきた人は強い。
そして誰かの痛みも分かち合うことができる(と思っている)。
苦しかった2017年の終わりと2018年の初めの後、テヒョンイとジョングギに「愛してる」と伝えたヒョンだもの。彼は誰よりも7人であることを重要視していると思っている。ツンデレだが。デビューの頃は自分のしたいスタイルでなかっただろうに、よく、やってるよ同級生。尊敬する。絶対に性格は合わないけど、尊敬している。
この、性格が合わないも決して貶しているわけではなくて「かたち」が違うのだと思っている。同じ「大事」でも表し方が違うような。私は彼と幼馴染みになりたかったんだけど、彼の大事な女の子は私の親友で、学生時代のある日「ユンギくんが私をどう思ってるか分からない」と相談をしてくるんだけど、私はすぐ様隣にあるユンギの家に駆け込んで「どーなってんの!?」と声を荒げると思う。でもユンギは「これは俺らの問題だし、俺なりに大事にしてるから大丈夫だ」と冷静にさらっと言うのだ。特に何にも心配してないって感じで。
…えっと全部妄想なのですけど、例えば、そう言う意味の「合わない」。
現に私とユンギはMBTIの相性も「悪い」なんて言われていて、でも彼の私と違う「かたち」を尊敬しているのです。彼のように生きられたら私ももっと生きやすかったのだろうと思う。
シュガヒョンが、ユンギヒョンが、ユンギヤが、愛されているのはその「かたち」が思わぬところで大きく感じられるからなんではないかとも思う。
私にない「かたち」を持っているミンユンギという同級生がそこにいてくれることで、実際はかなり遠いのだけど近い距離で一緒に頑張ろうって言われている気分になる。私にとってユンギはそんな人だ。
お誕生日おめでとう、同級生。
28歳って(日本では27歳だけど)、思ったよりガタきたと思わない?私はひしひしと感じてしまうよ。でも、ユンギが頑張ってるのを見ると私もまだ出来ると思っちゃう。やらなきゃ、負けられないって。
一時期より曲作りについて話さなくなったけど、私はユンギの作る曲が大好きだよ。ユンギの専門的な話がたまにお父さんみたいだなぁと思うこともあるけど、懐かしい感じもして嫌いじゃないんだ。だからたまに、聞きたいな。
私の同級生、ミンユンギくん。
来世は幼馴染みになれるといいな、喧嘩ばっかりだろうけど。でもきっと毎年同じことを思うよ。
健康で幸せでいてね。
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