「ほぼほぼ終わりました」ってつまり終わってないよね?”
システムエンジニア歴15,6年
普段業務をしていると、「出た、その言葉…」と嫌悪感たっぷりになるワードがある。
今回はその中で3つほどあげてみることにする。
「ほぼほぼ終わりました」
そもそも「ほぼほぼ」の語感が嫌いなのは置いておいたとしても、一体どういう意味で使っているのだろうか謎。
類義語では「大体終わりました」、これも一緒。
ほぼほぼってなに?大体ってなに?
95%終わったのか、99%終わっているのかわからないが、100%ではないということはわかる、つまり「終わっていない」のである。
「終わっていないこと」を伝えるために「終わった」というワードを使うことは、もはや「嘘」であり、虚偽の報告だ。
「残作業はこの部分で、あと1時間程度で終わる見込みです。」
こう報告するのが筋だし、正しいはず。
もしくは「もう少しで終わります。」の方がまだ良い。
「もう少し」の「少し」がどんな作業でどれくらいかかるかの問題は残るが、少なくても「終わっていないこと」だけはわかる。
確かにシステム開発の作業に対して進捗どれくらい?と聞かれても正確に答えるのは正直難しい。
50%とか言っても答える数字なんて適当だし、根拠なんてさほどなく、「なんとなく」であることも多い。
それなのにパーセンテージで聞く方も聞くにも問題があると個人的には思うので、答える方もはぐらかしくなくなる気持ちもわかるが、だからといって「ほぼほぼ」はいただけない。
報・連・相は「新人向けの教訓」であり、そんなのできていて当たり前、そんなイメージも多いと思う。
でも、「ほぼほぼ」を使う人が、報・連・相の報ができているとは到底言えないのではないのだろうか。
「バグがなければ終わります」
テストの進捗具合を確認した場合によく使われる言葉である。
(つづく)
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