【You Tube】衝撃の映画のエンディングの動画の原稿【誰も見ぃひん】

という事で今回は【個人的に衝撃的だった映画の結末】という事でやってみたいと思います

で、こんなの結構沢山あるだろうと思って自分の記憶を色々調べたんですが、あんま無かったですね
というか誰でも名前を上げるような有名所はやっぱり外したいと考えると、3本選ぶのがやっとでした
当然ネタバレになってしまいますので、僕が選んだ3本をまだ見ていなくって
なんか「衝撃的な終わり方の映画」を探している人は、コレ等の作品を見てから動画を見る感じで見て貰いたいですね
それではいきます

え~まず一本目アラン・パーカー監督でニコラス・ケイジ、マシュー・モディーンが主演の映画
バーディですね。ニコラス・ケイジはともかくマシュー・モディーンって?ってピンとこない人もいるかもしれませんが
フルメタル・ジャケットのプライベート・ジョーカーですね。ってコレでもピンとこないかな?
まぁいうてそこそこキャストは豪華なのかな?と思うのですが
この作品はとにかく鳥が大好きなバーディという少年とニコラス・ケイジがひょんな事から仲良くなって
まぁキャッキャウフフな感じで青春を謳歌する、みたいな話な訳なんですが
ベトナム戦争が勃発してしまい、戦争に行った二人は、まずニコラス・ケイジは顔に大きなキズを
そしてバーディは完全に心を病んでしまって、何がどうなったんだか分かりませんがなんと鳥になってしまったんですね。
で、まぁ過去の回想とか戦争のシーンとか挟みながら話は進む訳ですが
まぁようはニコラス・ケイジはなんとかしてバーディを正気に戻したい訳ですね。
かつての親友を精神病院から外に出してあげたいって事で奮闘する訳です
で、コレも何がどうなったんだか分からないんですけど、最後の最後でニコラス・ケイジの声がバーディの届いて
バーディは正気に戻る訳なんですけど、ここでちょっと考えて貰いたいんですけど
この二人、どうにか精神病院から出て、社会復帰出来たとして、現実世界でちゃんとやっていけるんでしょうかね?
顔に大きな傷を作ってしまったニコラス・ケイジと、鳥が大好きで、一時的とはいえ鳥になってしまった青年ですよ
僕は映画見ながら「無理して病院の外に出さない方がいいんじゃないのか?」「人間より鳥の方が幸せって事もあるかもしれないぞ」と
ようは「どっちに転んでもハッピーエンドは無いんじゃないのか?」って思いながら映画を見ていたんですね
バーディが正気に戻ったシーンも、感動的なシーンなのかもしれないけど、僕は全然乗れなかったんですよ
「これを素晴らしい、素敵なお話だっていう風には、俺は思えないな…」って感じでね

そんでコレは著作権的にヤバいんでしょうけど、でもまぁ見て貰わないと絶対理解されないエンディングなんでね
ちょっと違反をさせていただきます。
え~、ここで、正常に戻ったと思われるバーディと一緒に病院から逃げようとするニコラス・ケイジ
ニコラス・ケイジが足止めしている間にバーディが建物の縁に登り、そしてついに
ここで僕は思いましたね、ってか誰でも思うと思うんですね「あぁ…そう来たか…バーディは鳥になるんだな」
そうだな、確かに、それも悪く無いのかもしれない。だって何がある?この傷ついた二人が、厳しい現実で本当にやっていけるのか?
こういう結末だってあるんだよ。この結末をバッドエンドとかいう奴は現実を分かっていない。俺だってこうするかもしれない
上手く生きていけない、世界の何処にも当てはまらないバーディみたいな奴ってのはいるんだよ。例えば俺みたいにさ
こういう終わり方を否定するであろう奴が沢山いるのは仕方が無いけど、俺はバーディを肯定するぜ
みたいな事を思いながらこのシーンを眺めていましたよ。それでは僕のうざい語りは抜きにした、もう一度最初からいきましょう

いや、どうですこの終わり。僕は呆気にとられてしばらく呆然としてしまいましたよ。
あ…コイツラ大丈夫だ。コイツラは俺なんかと違う。きっと、二人で一緒に、厳しい現実にも打ち勝って
時に泣きながら、時に笑いながらやっていく事が出来るな、っていう
今まで散々ネガティブな事を考えていた僕としてはもう完全に12Rで逆転KOくらったような気分になったのを良く覚えていますね
映画のどんでん返しって、まぁ色々とパターンがあると思うんですけど
僕はこのバーディのラランバエンドってのは他に類を見ない大大大傑作大逆転エンディングだと思いますね
もう本当に完璧だと思いました。今でもこのエンディングを越える衝撃を受けた作品ってバスケット・ケース2くらいしか無いです

という事で次はバスケット・ケース2…はやはりトリ回して、THX-1138からやっていきましょう
これはスター・ウォーズのジョージ・ルーカスの作ったSF映画で、まぁ傑作と名高かったりするので
知っている人は知っているでしょう。主演はロバート・デュヴァル。ゴッドファーザーのトムですね。名優です。

で、まぁこの作品は世界が滅んでしまって、生き残った人類は全員地下で基地を作って
そこで残り少ない資源を分け合って、徹底的な管理の上でどうにかこうにか生き延びている、みたいな
まぁ簡単に言うとディストピアモノなんですが
その中でTHX-1138という個体が薬の投与から逃れたか何かで突然自我に目覚め
この徹底した、地獄のような管理社会から抜け出す事を画策する、という映画ですね
まぁマトリックスとかに影響を与えたんですかね。現実に目覚めて、管理者と敵対する、みたいな展開は

で、まぁ僕も管理社会みたいなのに不満を持っている人間なので、見ながらTHX-1138を応援する訳なんですが
THX-1138は再三再四「地上に出ても何も無いし、出たら終わりだ」という警告を受ける事になります
しかしこんなのは世界を管理しているクソどもの言い訳に過ぎません。我々は目覚めた訳です。
こんなゴミみたいな場所を抜け出して、地上に出て、無限の世界で自由に暮らすんだ!
といったようなところでエンディング
ほんとになんにもねえええええええええええええええええええええええええええええええええ

まぁコレがどんでん返しなのかどうかは分かりませんけど、まぁ本当に地球は滅びていて、人類は管理されるしかなく
管理が無ければ生きていけない状況であった、という訳ですね。進むも地獄、戻るも地獄
ただこの映画は僕はやっぱり素晴らしいなと思うのは、じゃあ逃げないでずっと管理される事を望むのか?っていう
ちゃんと問題提起になっているって事ですよね。
何も無いと言われても自由を求めて外に出ようとするのが人間ってもんじゃねぇのか?っていう
この考え方は僕は非常に共感しますし、スター・ウォーズより僕はこっちの方が好きですけどね


さぁそして来ました、フランク・ヘネンロッター監督
バスケット・ケース2、僕はこんなに映画見た後に打ちのめされた気持ちになった事はありません
あぁ…俺って本当に完全なる偽善者なんだな、と心の底から凹みました。もう本当に凄まじい映画です

まずこのバスケット・ケースという映画の説明がかなり億劫だったりするんですが
主人公はシャム双生児のかなりやばめの奴だったんですね。でも二人はそれなりに仲良くやってたんですが
ある日突然取り押さえられたと思ったら、問答無用の分離手術を刊行され、二人は切り離され
そして兄のベリアルは「化け物」という事で廃棄されてしまいました。
まぁこの外見ですから、正直仕方ねぇんじゃないのか?みたいな事なんですけど
勝手に分離手術を行い、更に自分の片割れを殺そうとした人間達に、二人は怒り心頭
「復讐の鬼と化した二人は、自分達を分離した相手を一人ずつ探し出して殺していくのでした

ってどんな映画だよって話ですけど、この映画の凄いところは、この手の不憫な怪物モノってのは
ある程度マイルドに、まぁ美女と野獣の野獣だってキモくは無いですし、シザーハンズだって者はジョニー・デップです
そういう風に、ある程度我々視聴者がある程度感情移入出来るような外見に止めようと
製作者側も色々と画策しているっぽい訳なんですけれども
このバスケット・ケースは本当に、そういう配慮が一切無いどころか
逆にもう嫌悪感を抱かせるような、徹底して感情移入不可能な外見をしているっていう事ですね。コレは本当に凄い
で、製作者側は我々にこう突きつけてくる訳です「コレでもお前は善人面出来るんか?」と
外見は醜くても、私はあなたの心に惹かれたのよ、的な都合のいいおためごかしを吐かずにいられるのか?と
そして僕は若干の後ろめたさを感じながらこう思いましたよ「もちろんだよ!」と
世間の連中は俺達の事を避けるが、あいつらの方が怪物なんだ!あんな奴らぶっ殺してしまえばいいんだ!
僕はドゥエインとベリアルの仲間だ!とかなんとか自分に必死に言い聞かせながらバスケット・ケースを見終わりましたよ
人を外見でしか判断しないような連中に、天誅をくれてやる素晴らしい映画だった、とかなんとか思う事にしました
僕は全ての恵まれない、悲しい人達の仲間なんだ。シザーハンズ、フランケンシュタインの怪物、エレファントマン
ジョーカー、ロールシャッハ、ゴジラ、レプリカント、バーディ、THX-1138そしてベリアルが加わった、と、そう思っていました

バスケット・ケース2を見るまではね

で、問題の2はその辺の問題意識が話のテーマになっていて、奇形の人間がこれでもかこれでもかという数登場する事になります
ようは「外見でしか人を判断出来ないような人間になったらおしまいですよね。こういう人間のクズにならないようにしましょうね」
といったようなテーマになっており、終始こちらの人間性みたいなものに挑戦してくる作りになっているんですね
「ほらほら、君の大好きな心の清らかな奇形ですよ。おかわりも沢山用意していますからね~」
みたいな感じで、もう結構臨界点ギリギリまで見ている方は追い込まれてきます

しかしとはいえ、映画として起きている事というのは、出自の問題、まぁ奇形が原因ってだけで
善良な人達がとても酷い目にあっている、というような構造なので、
まぁどうにかこうにか自分をごまかし続ける事は出来る訳です。
そう、エンディングまではね

奇形であるというだけで平気で差別するような連中は
肌の色や生まれの貴賤、国籍、性別などで人を差別するような連中と違いは無いんですよ
僕はそういう連中とは違う!だってバスケット・ケースを見ているし、バスケット・ケース2でも奇形達を応援していたんだ!ほんとだよ!

酷い人間達をどうにかこうにか撃退した奇形の人達は、勝利の宴に酔いしれます
そして問題のエンディングが来ます…そのエンディングの内容は

奇形同士のセックスです

もう僕はこの時点で心が折れました。というか多分僕の心はとっくに折れていたんです
それを折れていないフリをしていたんですね。
奇形同士のこのセックスシーンはもうマジでゲロ吐きそうになりながら見てましたよ

ふざけんな馬鹿と、どんだけ偽善者なんだよっていうね。人は外見じゃないだって?
DMMでAV漁る時は外見でしか判断しねぇくせしやがって
お前の大好きな奇形のセックスで抜いてみろってんだよって話ですよ。

もうコレは本当に…ここまでやられたら認めざるを得ませんよ。こんな凄い作品、僕はなかなかお目にかかれないと思いますね
結局我々は多かれ少なかれ人を外見で判断しているんです。バスケット・ケース2が教えてくれましたよ
どんな美辞麗句を並べ立てようと、どうやったって限界はあるんですよ
俺はとてもじゃないが奇形同士のセックスを見てポジティブな気持ちになる事は出来ませんでした
じゃあコレが精神障害者の人のセックスだったらどうなのか?まぁ人のガチのセックスなんてそんな興奮するもんでもないのかもしれませんが
まぁそういう事ですよ。僕はとんだ偽善者野郎であり、僕の口から発せられる善人めいた発言は
結局のところ他人に良く思われたいとか、物分りのいいフリをしたいだとか、そういう虚飾が存分に混じっており
一皮むけば人を外見やら何やらで平気で差別するような、世間から見ればゴミ野郎って事な訳ですよ

ま、本当は知っていたけどね

という事で、僕の中でバスケット・ケース2より打ちのめされた映画というものはありません
そしてこの映画を見て打ちのめされないような人間がいたとしたら僕は言いたい
お前が一番の偽善者だ!と

でもまぁ、どうなんでしょうね、本当に心の清い人が見たら、あのシーンで「良かったねベリアル…幸せにね」とか思えるんですかね
まぁそういう人達のためにバスケット・ケースは3まで作られているので、是非感想を聞いてみたいものですね

という事で、個人的に衝撃的だった映画のエンディングでした。
それでは今日はこの辺で、ありがとうございました。


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