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#推し短歌「七英雄」

「推しから短歌を作るのか、面白そう!」
と思ったけれど、振り返ってみたら…

あんなに好きだった物語、人、物、事が
なんだかずいぶんと遠くなっていました。
なんでだろうなぁ。

だから、短歌を通して
「あの時好きだったもの」を思い出そうかなと。

さかのぼること中学生くらいの頃。
ここに狙いを定めてみました。

なんでかって?
人生において13、14歳頃に好きだったものは
一生を通して好きであることが多いからです。
せっかくならそれを思い出したいからね!


中学生の頃と言えば
ソフトボール部にいて
真面目に、一生懸命!活動していたんですが
それ以外の時は何をしていただろう?

実は…ゲームしてたことしか思い出せねぇのです笑

もしくはアニメ見てたり漫画見てたりしてました。
一人でだよ。友達と遊んでる記憶が無いんだな…笑

つまり私は物語が好きなわけです。

じゃ、当時何のゲームを遊んでいたのか?
なんのアニメを見ていたのか?
というと

・ロマンシングサガ2
・デュープリズム
・グランディア
・無人惑星サヴァイヴ
・十二国記

この辺ですね。
見事にマイナーものばかり。
ほとんどの人が首をかしげるでしょう。笑

でも、この中でも知名度のある作品を選ぶとすれば
「ロマンシングサガ2」か「十二国記」かな。
このふたつに共通するのは
「大河もの」という点でしょうか。

ロマサガ2は、帝国の皇帝になって
歴代皇帝の「意志と能力」を引き継ぎ
1000年もの長い日々を重ねて
宿敵「七英雄」と戦う物語ですし

十二国記は、十二国が存在する中華風の異世界を舞台に
現代日本から流れた少年少女が主人公になって
王とは、玉座とは何か?国とは、幸せとは何か?
を問うような物語です。

中学女子にして渋すぎやせんか。笑

でも、そうですね。
色々あって遠ざけてしまったけれど
結局歴史が好きなのです、私は。


つまり、推しとは歴史なのです!笑


イヤイヤ抽象的すぎるので
もっと具体的に行きましょう。

…そうですね。負けた方で。


ロマサガ2で負けた方、七英雄の歴史にしましょう。


七英雄とは、数々の悪しき魔物達を倒し
世界に平和をもたらした存在です。
しかし、ある日いずこかに消えてしまいました。

その後、何度も世界が戦乱の時代を迎えて
そのたびに七英雄の再来が望まれましたが
彼らは戻ってきませんでした。

そして、戦乱の時代が終わると
彼らの存在は忘れ去られていったのです。
そうして平和と安定の時代が長く続きますが…

平和と興亡は繰り返します。
再び戦乱の時代がやってきて
改めて七英雄のことが思い出され、
彼らを求める声が大きくなります。

そして、彼らは戻ってきた。

しかし…

戻ってきた彼らは
戦乱の世を治めてはくれませんでした。
それどころか、魔物を使って
人間を苦しませるものがいる始末。

この事態に直面した
アバロン帝国の皇帝レオンは
平和のために世界統一の志を立て
二人の息子と共に行動を始めるのです。

それから実に1000年の時を経て
レオンの意志を継いだ皇帝が
七英雄を全て倒して
世界を平和に導くのですが


そもそもなぜ
一度は世界を救った七英雄が
今度は人を苦しめるような行為を
したのでしょう?


実はコレ、はっきりとした理由があります。
「復讐」です。


昔、確かにたくさんの魔物達を倒して
世界を救った七英雄ですが、
七英雄のあまりの強さに
当時の古代人がビビってしまったんですね。

このまま彼らが居たら
彼らに脅かされるかも知れない…

そういう思いにかられ、何と!
古代人は七英雄を騙し
世界から追い出したんです!
次元移動技術を使って!

古代人の平和な暮らしのため
世界のためにと
危険を冒してまで戦ったのに

恐れられて、騙されて
世界から追放されたりしたら…

グレるってそりゃあ!笑


アバロン帝国レオンの時代には
古代人の子孫は次元移動技術を使って
とっくに別の世界に行ってしまっていたから
後を追おうとしたわけなんです。

それで、魔物に協力してもらって
世界中で活動していたら…帝国に敵視され。
最終的に滅ぼされるわけです。

世界平和のために戦った者の末路としては
なんとも悲しすぎる結末…。


でも、七英雄は
「なぜ」を忘れてしまったから。

「世界を平和にするために戦う」と言う志を
覚えていれば
魔物を使って人を苦しめるような行動には出ず
つまり、皇帝レオンと仲良く出来ていたかもしれない。

それなのに「復讐」に取り付かれてしまったから。
「なに」をするかに執着してしまったから。


自分の行動の指針。
「なぜ」それをするのか。

こういう信念を突き詰めて
しっかり定めておけば
七英雄も「復讐」なんかに
囚われずに済んだのにね…。


というわけで、推しの「七英雄」が
どんな気持ちでゲーム本編を過ごしていたのか
短歌にしてみました!


あの頃の
気持ちのままでいられれば
君とはきっと
友になれたろうに
ワグナス

身をとして
戦ったのはなんのため
許しはしない
次元を超えても
スービエ

知っていた
こうなることは
なんとなく
それでも世界を
護りたかった
ノエル

突き止めた!
これで彼らを
捻れるわ
ねえそうでしょう
お兄様?
ロックブーケ

関係ない
復讐なんて興味ない
俺はただ
強くなりたい
ダンターグ

追いかける
その前にまず
腹ごしらえ
その後にじっくり
煮てやろう
ボクオーン

俺のこと
一緒に追放してくれた
もう嫌われ者じゃない
俺も七英雄なんだ!
クジンシー



以上、今日はここまでにしましょう。

では、また!


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