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掌編小説マガジン 『at』

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掌編小説マガジン at(あっと)。 これまで、ななくさつゆりがwebに投稿した掌編小説を紹介していきます。 とりあえず、100本! ※2024.6.18 いったん目標の記事10…
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#朝

情景245.「二度寝の朝」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「二度寝の朝」です。 みなさん、二度寝は好きですか。 わたしは大好きです。 というより、二度寝は私のルーチンワークです。 六月に入り、網戸越しの風を楽しめる季節になりました。 特に、朝がいいですね。晴れていればなお良い。もしくは、夕方か夜。昼下がりもイイ感じです。 つまり、網戸越しの風とは気持ちがいいものという個人的な感想でした。 窓を開けて、網戸はそのまま。 おひさまと風と音だけを室内へ通すようにして、そ

情景80.「朝の気忙しさ」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「朝の気忙しさ」です。 朝、起きて。寝間着のままリビングに顔を出す。 朝ごはんの支度をしている。テーブルを拭いている。 出汁のきいたお味噌汁の香りが立った。 そんな情景。 朝の独特な慌ただしい感じ。 ありますよね。 平日の朝って、どうしてあんなに時間がないのでしょう。 またたく間に時間が過ぎてしまって、慌ててご飯を食べて家を出る、みたいな。 それも、土日になれば、朝の空気はどこかのんびりしたものに。 その

情景204.「朝の里雪」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「朝の里雪」です。 朝と雪の情景。 ふだん雪が降らない地域だと、朝起きて雪が積もっている衝撃とはなかなかのものなのです。 ついうれしくなるというか。 雪って、降ったらうれしいですよねぇ! 積もれば気持ちは浮き上がるようです。 という、九州人の感覚。 福岡も糸島も雪がまったく降らないというわけではないのですが、(山の方は結構積もる。糸島なら雷山のあたりとか)やっぱり雪が降り出すと「おっ」ってなりますね。 よ

情景291.「朝、起きようと」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「朝、起きようと」です。 起きなきゃねいけないって、早起きしたほうがゼッタイいいって、 わかっているんですけどね。 とつぜんですが、私は二度寝積極派です。 毎日あえて朝5:00にアラームを仕掛け、パチっと目が覚めてからもう一度寝ます。 今回は朝の目覚めに関する情景。 目を覚ましてから、こうなっちゃうなって人もいるのかも。 とりわけ私はちょっと低血圧の気があるので、朝起きてからしばらくはずーんと重たい頭と眠