情景10.「カフェの壁を飾るもの」【掌編小説 at カクヨム】
今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「カフェの壁を飾るもの」です。
カフェの情景。
文字通りの紅一点。あざやかに映えるものなんだなって。
紙の本には、読んで楽しむ以外にインテリア的なおもしろさもありますよね。
私自身、子供の頃から本棚というモノ自体が好きでした。
かつて、はじめて自分の部屋というものを与えられたとき、壁際には大きな本棚が備えついていました。
その本棚は、引っ越しの際に母方の実家から譲り受けたものだそうで、叔母の結婚の際に大工さ