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【ボードゲーム】ぼくの、あなたの、アメリカ10日間ツアー「10Days in the USA 日本語版」【プレイレポート】

こんにちは。
HOBBY BASE商品企画課の稲田です。

突然ですが……

ニューヨークへ行きたいかーっ!!

私はそうでもありません。
基本ずっと家にいたい派です。

ですが!

今回ご紹介する11月中旬発売予定のボードゲーム、
10Days in the USA 日本語版」(版元:BROADWAY)なら!

家にいながらアメリカ旅行気分が味わえる!!


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というわけではないんですが。

「10Days」なら、家にいながら10日間のアメリカツアーが計画できちゃうんです!
これなら出不精の私でも楽しめます(・ω<)

今回はそんな「10Days in the USA 日本語版」のプレイレポートをお届けしたいと思います٩( 'ω' )و

●どんなゲーム?

「10Days」は、州タイルと乗り物タイルを使って10日間ツアーを完成させるゲームです。
プレイヤーは自分のターンに、山札か捨て札置場からタイルを引いて、それを自分のタイルホルダーにあるタイルと置き換えるか、そのまま捨て札にするかを選びます。
ターン終了時、タイルホルダーにあるタイルがひとつなぎのツアーになっていれば、そのプレイヤーがゲームに勝利します。

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……つまり。
一番はやく10枚のタイルをつなげて、10日間ツアーを完成させた人の勝ち!という、簡単ルールの麻雀みたいなゲームです。

ちなみに「10Days」は元々2003年発売のゲームなのですが、こちらの日本語版はイラストがリニューアルされたバージョンです。
各州の有名な観光地が描かれた地図ボードは、見ているだけでワクワクしてきます((o(´∀`)o))
遊びながらアメリカの地理や地名も覚えられちゃいますね!

●遊んでみた!

まずはセットアップ!
地図ボードを場の中央に置いて、近くにタイルトレイを置きます。

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そしてDAY1~5、DAY6~10と書かれたタイルホルダーを1組ずつプレイヤーに配ります。
すべてのタイルを裏向きにして、よくシャッフルします。

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まぜまぜ

シャッフルが終わったらタイルを引いていきます。
1枚引いたらタイルを見て、自分のタイルホルダーの空いているスペースに置く→また1枚引いてタイルを見て……
というのを、すべてのプレイヤーが10枚置き終えるまで繰り返します。

ここでポイントが一つ!
一度でもスペースに置いたタイルは、動かすことができません。

じゃあどうやって10日間ツアーを作るの? となるんですが、
このあと、自分のターンに引いたタイルと置き換えることはできます
ここで最初からつなぎやすいようにタイルを配置できれば、ツアー完成に一歩近づけるというわけです。

ですが1枚ずつ見ながら置いていくので、スペースにタイルを置いたあとに、置きたかった別のタイルを引いてしまったりと、これがなかなか難しい……。

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地図ボードとにらめっこしながら、ひとまず配置完了。
残りのタイルは集めて山札にしてタイルトレイの左側に、空いた右側は捨て札置場になります。

※日本語版ルールブックに、ルールの記載漏れがございました。
 本来はこの段階で、3つの捨て札置場に山札から引いたタイルを一枚ずつ表向きで置いた状態でスタートします。
 公式ホームページにてエラッタを掲載しております。
 お客様にはご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。大変恐縮ですが、詳しくはこちらをご覧ください。
 また本プレイレポートでは、最初にタイルを置かないまま進行しております。ご了承下さい。


さて、あとはスタートプレイヤーを決めてゲーム開始!
……なのですが、その前に肝心のタイルのつなげ方を解説しておきましょう。

タイルには2種類あります。州タイル乗り物タイルです。

名称未設定-1

乗り物タイルには、車タイル(左)と飛行機タイル(右)があります。

まず、DAY1とDAY10(最初と最後)に乗り物タイルは使用できません
乗り物タイルを連続で使用することはできないことにも注意しましょう。

タイルをつなげる方法は3種類あります。

①徒歩の移動

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隣り合う州には、徒歩で移動することができます。

②車で移動

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車タイルがあれば、一つ州を挟んだ先にある州に移動できます。

③飛行機で移動

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飛行機タイルがあれば、離れた場所にある同じ色の州に移動できます。
このとき、使用する飛行機タイルと州タイルは同じ色でなくてはいけません。
なお、アラスカ州とハワイ州には飛行機タイルでしか移動できません。

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▲完成例

つなげ方がわかったところで、私の最初のタイルホルダーを見てみましょう!

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……。

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(DAY1とDAY2しかつながってない……)

華麗なスタートダッシュには失敗しましたが、いよいよゲームスタートです!


スタートプレイヤーはNさんから。
Nさん→Hさん→私→Kさんという順番でプレイしていきます。

捨て札置場にタイルがないので、山札からタイルを引くNさん。
しかし欲しいものではなかったようで、捨て札置場にタイルが置かれます。

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ピンクの飛行機! 貴重な乗り物タイルです。
しかもこれがあれば……。

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一気にDAY1~4までを繋げることができます!
さっそくいい捨牌……いえ、捨てタイルが回ってきました。
これは欲しい……!!


Nさん「次Hさんですよ」

Hさん「はいはい。(タイルを引く)う~ん、いらないなあ……。捨て札にするか……」

私「(え……?)」

ざわ・・・   

   ざわ・・・


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……!?

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ピ……ピンクの飛行機がっ……!

山札からタイルを引いたとき、捨て札にするタイルは、3つある捨て札置場のどこに置いてもいいのです。

つまり……
わざとタイルの上に被せて、相手の邪魔をすることも可能っ……!


Hさん「乗り物タイルは潰しておきたいよね~」

私「(やられたっ……)」

捨て札置場にタイルはありますが、欲しいものではないので山札からタイルを引き、ターンは進行していきます。


(数ターン後…)

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捨て札置場に車タイルが置かれました!
これがあれば、DAY4からDAY6をつなげることができます。

再び巡ってきたチャンス。
あとは捨て札を被せられなければ……と、ドキドキしていましたが、Hさん、ここはスルー。
おかげで手札の州タイルと交換して、車タイルを入手することができました!

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現在のタイルホルダーはこんな感じ。

DAY1とDAY2は徒歩でつながっており、DAY4からDAY6は車タイルでつながっています。
DAY9は車タイルなので、DAY8にウエストバージニア(DAY10)周辺の州タイルがくればつなげることができます。
必要なタイルとしては、DAY3にピンクの飛行機、DAY7とDAY8にウエストバージニアまでつなげることができる州タイル……といった状況。

DAY7とDAY8はインディアナ、ケンタッキー、オハイオなどいくつか選択肢がありますが、難しいのはDAY3に必要なピンクの飛行機……。
飛行機タイルは各色2枚ずつしかなく、一枚は確実に捨て札の山の中。
残りの一枚は、ここまで出ていないということはおそらく誰かのタイルホルダーの中にあるのでしょう。
それが捨てられることにはあまり期待できません。
となると狙うは山札がなくなったあと、捨て札の山が回収されたときっ……!

焦るなっ……ここは機を狙ってじっくりと待つ……。


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さらに一巡、アイオワが捨て札置場に置かれます。
アイオワはDAY6のイリノイから徒歩で移動できる(つながっている)州タイルです。
最終目的地であるDAY10のウエストバージニアからは離れてしまいますが、今DAY7にあるオレンジの飛行機タイルはどうせ使わないので、別ルートを作っておくためにも今のうちに交換しておきます。

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これでDAY6とDAY7がつながりました!
さらにアイオワからつなげるルートと、ウエストバージニアまでつなげるルートの二つを確保し、「待ち」の形を作ります。

置き換えたオレンジの飛行機タイルはKさんに回収されていきましたが、まあいいでしょう。


(さらに数ターン後……)

ついに山札がなくなり、捨て札の山が回収されました!

※本プレイの際、ルールを間違えて進行しておりました。
 本来は山札がなくなった場合、3つの捨て札置場のそれぞれ一番上のタイルを残して、その以外のタイルを集めて新しい山札にします。


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この新たな山札の中には、ピンクの飛行機タイルが眠っているはず……。

ここが好機っ……!

かならず山札から引き当てるっ……!


ざわ・・・   

   ざわ・・・


Nさん「(山札からタイルを引き、そのままピンクの飛行機タイルを捨て札置場に置く)次Hさんです」

私「(あっ……)」

Hさん「(山札からタイルを引く)う~ん、違うんだよなあ」

私「(ああぁ……あああぁあ……!)」


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ぐにゃあっ……


どうして……?

無情にも再び被せられるピンクの飛行機……。
単騎待ちは危険ということですね…………。


ぐにゃぐにゃの私のターンを終え、Kさんのターンへ。

Kさん「あっ、できたかも」

ここでなんと、Kさんがツアー完成を宣言!
ツアーが完成したら、どんな風にツアーがつながっているかを説明してもらい、みんなで確認します。

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ニューハンプシャー(DAY1)からスタートし、車でバーモントを通過(DAY2)してニューヨークへ(DAY3)。
徒歩でコネチカット(DAY4)へ移動して……ここで小技が発動。
隣り合う州に移動するために、あえて車タイルを使ってマサチューセッツを通り(DAY5)、ロードアイランド(DAY6)へ。
そこからオレンジの飛行機タイル(DAY7)を使ってデラウェア(DAY8)に移動し、さらに飛行機タイル(DAY9)でノースカロライナ(DAY10)に到着!


10日間ツアーの完成で、Kさんの勝利です!


アメリカ北東部を中心に見て回る楽しい10日間ツアーになりそうですね!

それに、乗り物タイルもうまく使っていますね。
オレンジの飛行機を2枚とも集めるなんて……。


ん? オレンジの飛行機タイル……?



無題

……。



ぐにゃあ……




「10Days」、いかがだったでしょうか?


簡単ルールなので大人から子供まで楽しめますが、読みあいの要素もあり、奥深いゲームになっています!
家族で楽しみながらアメリカの州の場所や名前を覚えたり、友達と雑談しながらまったり遊ぶのにもおすすめですよ。
気になった方はぜひ遊んでみてくださいね!


10Days in the USA 日本語版 特設サイトはコチラ



HOBBY BASE  稲田

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