耳下腺手術(良性腫瘍・がん)の入院

実は私は32歳の時に耳下腺手術(良性腫瘍・がん)を2回受けました。
1回目は耳下腺腫瘍として部分摘出、2回目は1回目の病理で、がんであったことが分かった為、全摘出の手術を受けました。

入院中に、これがあったらよかったなと思ったりしたので、参考になったらと思い記事にすることにしました。

私は2回とも月曜入院で金曜日に退院しました。

耳下腺手術だからこそ必要な入院準備物

※普通の準備物は省きます。

パジャマ(前開き)
→術後に耳下腺部にドレーンという廃液の管が刺さったままになるので着替えやすい前開きをお勧めします。

マスク(超立体・ユニチャーム)
→術後のマスクは「超立体」一択です。
 耳下腺の手術は耳の後ろを大きく切るので術後はマスクの紐が食い込んでしまいます。痛いです。超立体は紐の部分が面になっているので、グイっと広げてちょっと緩めにつけると痛みがないです。(当時はマスクが品薄の時期だったので、調達ができずとても困ったのを覚えています。)

抱き枕と低めのまくら
→起き上がる為に手を踏ん張るとどうしても首の筋肉を使うので術後はドレーンも入っているし体に上手く力を入れられません。ずっと同じ方向を向いて寝ていました。最初は起き上がるのも一苦労です。私は1回目の術後にかなり体調を崩したので寝てばかりだったのですが、腰も痛いし、首も痛いでとても苦痛でした。体勢の調整用に低めのまくらと抱き枕があると少しは快適に過ごせます。2回目の入院の際は持参しました。

佃煮のり(ごはんですよ)8g×8
→耳下腺手術の後は口が1㎝も開きません。頑張っても開きません。
理由は分かりませんが、スプーンがギリギリ滑り込む程度です。
噛むのも、とても体力がいります。
病院食が充実している病院なら必要はないかもしれませんが、私が入院した病院はおかずが少ないのにお米の量が以上に多く、1回目の術後は体調が悪く食事が上手くとれなかったのですが、途中おかゆだけは食べれそうだったにもかかわらず全く味がしないので、困りました。2回目の入院は使い切りの「ごはんですよ8g*8個」がとっても便利でした。

OS-1
→術後用の水分に1回目はイオンウォーターをもっていったのですが、全部吐きました。2回目はOS-1を持っていったら吐きませんでした。耳下腺手術後は食事が上手くとれなかったりするので、水分補給の為にも何本か持っていくといいかもしれません。

タオル(大きめのものと小さめのものを多めに)
→耳下腺手術後は顔面麻痺が出る人も多い(がんの人は神経に絡んでることが多いそうなので特に)ので、人によってはよだれがこぼれたり、食事をこぼしたり、水が上手く飲めなかったりすると思います。枕にかぶせる大き目のタオルとハンドタオルかフェイスタオルは枚数があった方がいいかもしれません。入院後半は洗濯すればいいので3日分くらいあればいいかと思います。

ひざ掛け、薄手のタオルケット
→術後、病衣を着ていたらどんどんはだけてくるのですが、体調が悪すぎて直す気力もないので持参したバスタオルで隠していました。バスタオルが大き目ならいいのですが、私は小さめのをもっていっていた為、突然問診に来た先生にあられもない姿を見せる羽目になり、申し訳なかったです。特に夏は布団だと暑くてかぶっていられません。

おまけ:モバイルルーター
→耳下腺手術の時は体調悪すぎて必要なかったですが、娘の入院の時に病院に無料wi-fiがあるということで、用意せずに行ったら、ウェブ閲覧くらいはできますが、youtubeなどは通信の問題でほぼ使用できませんでした。ギガ死しました。病院のwi-fiはあまり信用してはいけません。

おまけ:いるかと思ったけど要らなかったもの

間食用のお菓子
→入院中は間食できるほど体力回復しません。口が開かないので食欲があまり沸きませんでした。


→体力回復しなかったので、読む気力もありませんでした。


以上、耳下腺手術の入院で必要なもののご紹介でした。

耳下腺手術は大きく切るし、顔面神経近くの手術のため、不安な人も多いと思います。
私は術後の麻痺の検査の時、ほとんど麻痺がでなかったことが分かると先生が「よっしゃー」と言って喜んでくれたのを聞いてとても頑張ってくれたんだと実感しました。
不安なこともあるかもしれませんが、先生方も一生懸命治療してくださると思いますので、大船に乗った気持ちで任せちゃいましょう。


需要があれば、耳下腺がんの経緯や予後なども、そのうち上げようと思います。ありがとうございました。

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