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お茶が見せてくれる世界~世代も文化も時間も越えて~「午後の紅茶」CMを見て感じたこと~

日本の紅茶界の大先生と言えば、磯淵先生。
特に、スリランカの紅茶「セイロンティー」の魅力を日本に広めることに貢献されたけれど、そのセイロンティーの茶葉を一部原料として使用している「午後の紅茶」は今も幅広い世代の人に愛されている飲料のひとつ。

近年テレビを手放しすっかりCMにも疎い私でも、目黒蓮さんが出演している「午後の紅茶」のCMが良いという話題はどこからともなく入ってくる。
そしてつい最近、ネットで検索して拝見した。
(今さら?!と突っ込みたくなる気持ちは上記につき大目に見ていただこう)
実際、とても素敵な世界観だった。
特にスリランカの「紅茶鉄道に乗って」「紅茶の聖地」篇、何回も見ちゃう。
えー!鉄道乗ったのー?えー!トゥクトゥク乗ったのー!と興奮。
演出であることは承知なのだけれど、ただ、日本で今をときめく大スターの俳優さんが、本当にスリランカに訪れてこの撮影をしたんだな~と思うと、紅茶ファンをはじめ特にセイロンティーファンは、感慨深くこの光景を眺めてしまうのではないだろうか。


駅には旧車両が展示されている


トゥクトゥクのパン屋さんもスリランカっぽい!
じつはまだ私も乗ったことがないので今夏のフェスでのポスターで^^;
来年こそは♪

すごくいいCM~。

こうやって、実際に現地に行って体験したり、人に会ってみたり、手に取って触れてみたりすることで、目の前のものに対して体感として感謝や感動が溢れることってあると思う。
それが、紅茶をブースターとして一瞬で現れるなんて素敵じゃないか。
そしてこんな美しい俳優さんが旅した風景を、彼のファンが訪れたいと思うかもしれない。
彼の作ってくれた世界観のおかげで、初めてスリランカに興味を持ったり、あわよくば紅茶により興味を持ってくれる人も増えるかもしれない。
そんな可能性の種に、遅ればせながら勝手に私はわくわくしてしまった。
美しい人って広範囲に希望を与えるのね!と感心しつつ(笑)


広大な森も山も滝も海も全部が豊か

ちなみに、もし彼のファンの人で本当にスリランカに行こうとなったら、不必要に思いがけず心がしょげてしまうような事態をなるべく作らないように、「スリランカ」というお国柄をある程度事前に調べて、最新の情報を入手してから、渡航した方がいいと思う。
というのも当然ながら、あのCMのイメージはスリランカの良いところそのままでもあるのはもちろんなのだけれど、見えていない部分もあるから。
例えばイギリスの植民地だった名残やチップの文化、紅茶産業に携わっている人達の生活や民族性、歴史文化背景など。

多民族国家でもあるスリランカ


私が渡航する前に確認しているおすすめのサイトは、「Spice Up Sri Lanka(スパイスアップ スリランカ)」。

スリランカの観光情報を発信しながら、情報誌も発行し、インターン生の受け入れもしている。インターン生のキャラクターが垣間見える現地インタビュー記事などもよみものとしても面白い。
スリランカに在住されている方ならではの最新情報や具体的なデータもあって分かりやすい。

漁業のまち ニゴンボ

スリランカの人と自然へのリスペクトを持って海を渡れば、想像以上に思いがけず素晴らしい体験になるにちがいないと思う。
それだけスリランカの人達は、日本人を好いてくれているし、とても素直な性格で親切で美しい人達が多いと私自身もひしと感じている。

日常の中で何気なく選んだお茶のひとつから、どこか新しい世界に広がっていずれ懐かしい世界になっていくなんて、素敵だよね。
だから旅ってやめられないし、世界中にあるお茶文化も一生学んでいられそうだな。


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