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日々是紅茶㉑「カカオと紅茶の共通点」

日々是紅茶、日々紅茶を飲んではメモメモしているくせに、それを改めて文章にしたり、パソコンに写真をアップしたりすることにブレーキが。
もっと気負わずに書けたなら。
小さくとも日々の紅茶をアップして自分の視覚的にも備忘録としてここに集めていこう。

・・・の4つ目。
私は、普段の朝は、何も香りをつけていないストレートティーを選ぶ。
秋や冬の朝のお水は、特に美味しく淹れることが出来るような気がする。朝は茶葉の味を確かめるのに打ってつけのゴールデンタイム。

カカオと紅茶のコクがしっかりとした味

今朝は珍しく、フレーバーティーを淹れた。
江の島にある紅茶専門店「ディンブラ」さんで買った「カカオティー」。
フレーバーと言っても、人口着香を吹き付けているのではなく、天然のカカオの皮「カカオシェル」(ハスクとも言われる)がミックスされていて、甘い香りのシナモンと合わせていてとてもバランスの良い美味しいブレンドティーだった。
しっかりコクもあって、ほろ苦さがあるのでミルクティーにしても美味しそう。
天然のスパイスやハーブで香りつけをする方法に私も共感しているので、美味しいブレンドティーに出会えてうれしい♪

一昨年のクリスマスティーレッスンで私が茶葉にミックスしたのは、カカオニブ。
カカオニブでももちろん香りはチョコレート風味が出て美味しかった。
けれど、今回カカオについて調べてみたら、カカオニブはチョコレートの原料なので食べられるけれど、カカオシェルは繊維質で食べられないそうだ。なので資源の有効活用としては、余っているならカカオシェルの方がよいのかも・・・。

でも、あんまり市場に出回っていない。
以前鎌倉にあった「ダンデライオン」さんで「カカオティー」見かけたような?でも今はラインナップにない様子。
まずは普通のお店では見つからないな。

ふと以前、ハワイのお土産で「カカオシェルティー」をもらったことを今さらながら思い出した。
赤茶色の茶葉のような木の皮のような見た目で、香りはまさにチョコレート。強すぎずふんわりといい香り。
実際にお湯を注いでみると、淡い茶褐色のお茶が出来上がり、飲むと甘味はもちろんないけれど、ほんのりビターで香ばしくほっとする優しいお茶だった。

スリランカのカカオポッド


しかもカカオのこの香りは、カカオが「発酵熟成」しないと出ないらしい。
それは、日本の納豆や味噌のような菌を加える発酵ではなく、カカオ自らの中にある発酵酵素を促す方法で熟成させるのだそうだ。まさに、紅茶の発酵と同じ原理だった。
カカオと紅茶、相性が抜群なのは必然だな!と心の中でガッツポーズ。

懐かしく思い、サイトで検索したら、数は少ないけれど日本でもカカオティーを扱うお店がいくつかあるようだ。
早速取り寄せて試飲してみることにした。
次回の限定チャイブレンドは、もしかしたらカカオニブではなくカカオシェルを取り入れられるかもしれない。楽しみ。

届いたらチャイにも試してみよう

まもなく2月。
暦は春になっていくけれど、日本人がカカオを一番欲する季節。
チョコレートも美味しいし、ココアも美味しい。
一方で、カカオの天然の香りをブレンドした紅茶でほっと一息するスパイシーな時間も素敵。
書いていて、カカオの森に行ってみたくなったな。
スリランカではカカオはアーユルヴェーダの処方に含まれていた。
いびきの薬だっけかな笑。



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