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鼻呼吸・・・

ここで、何度も何度も「呼吸」という単語を使っていますが、呼吸は息を吸って、吐いてすることですよね。しかし、日本人はこの呼吸方法が間違っている人が多いようです。私も具体的に指導されたり、習ったりした記憶はないのですが、このように呼吸にフォーカスする生活をしているととっても大事なことですが、

「息は鼻から吸います」

所謂、鼻呼吸です。

ヒトは口呼吸をする唯一の動物です。口呼吸による健康上の不利益はヒトしか経験していないのです。本来、哺乳動物にとって、鼻は息をするための器官、口は食べるための器官なのですが、人間は進化の過程で言語を獲得し言葉を発するようになったため、口でも呼吸ができるようになったと言われてるそうです。生まれたばかりの赤ちゃんは口呼吸をしておらず、言葉を発するようになると口呼吸を行うようになり、それに伴い病気を発症するようになることが知られています。

大阪大学名誉教授(前大阪大学保健センター教授) 杉田 義郎

と、驚きの事実です。しかし、こんな事を学校で習った記憶もありませんし、親から教わった事もありません、残念ながら。けれども、色々と調べると、口呼吸のデメリットを理解することができました。

 例えば、口呼吸は、冷たい空気をが直接、吸い込むので咽頭や喉頭に当たってしまい、口内は乾燥し、病原体が繁殖しやすい状態になるのは理解できますね。これが、鼻呼吸であれば、鼻の穴の粘膜や毛で異物を取り除いて、更に外の外気温を少し上げて取り込むことができますね。つまり、口呼吸は病原菌などの外敵に対して、非常に無防備な呼吸法であることが理解できると思います。
 口呼吸をしていても日常生活の上で何の支障もない-と考えがちですが、口呼吸の習慣を続けることで、呼吸器系疾患やアレルギー性疾患、皮膚疾患、自己免疫性疾患、精神性疾患などに罹るリスクを高めているそうです。
さらに、また口呼吸は虫歯や口臭の原因になりやすいのではないか、とも研究されています。口呼吸をすると口の中が乾燥し唾液の分泌も抑えられてしまいますが、唾液には口の中を潤し殺菌する作用があるので、唾液の分泌が減ると虫歯になりやすく、口臭の原因にもなるとのことです。

 なるほどです。

せっかく、この記事を読んでもらいましたので、口呼吸かな?!と思う方は是非とも鼻呼吸にトライしてみてください。身に着くには時間がかかりますが、まずは

1日に何度も意識して鼻呼吸をする

これです。人は意識するかどうかで大きく行動が変わるものです。よって、何度も意識ができるような仕掛けをしてみてください。僕が一番いいじゃないか!と思っているのは
①スマホの解除画面に「鼻呼吸」と書いておく
②1時間ごとの携帯バイブレーション機能で意識を向ける

こんなところでしょうか。何度もやっていくうちに身に着く場合もあります。まずは、そこからです。

次に、
③鼻呼吸テープ(ナイトミン/小林製薬)を貼って寝る
寝ているときまで意識はできません。けれども、6-8時間もの間、口呼吸していますので、その時間を少しでもミニマイズするのに良いと思います。

④耳鼻科受診する
人によっては、花粉症であったり副鼻腔炎であったりする方も多いと思います。色々な疾患に繋がる可能性のある口呼吸から卒業するためにも、この際、受診してみてはどうでしょうか。

以上 鼻呼吸と言っても簡単ではありません。しかし、これもきっかけですので、是非とも取り組んでみてください。

それでは、皆さん、良い一日を 

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