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ボディスキャン瞑想

私は幸いに気圧の変化に鈍感で、特に偏頭痛になることもないのですが、こんなに荒天だと体調が悪い方も多いと思います。体調が悪い時は、考えも滅入ってしまいますが、そんな時こそ、普段以上に自分自身と向き合う時間を取ると良いかもしれません。

私も時々取り組む「ボディスキャン瞑想」です。

ボディスキャンとは、ずばり!そのままです。CTスキャンのように自分自身の頭のてっぺんから足の先まで意識を順番に向けていく瞑想方法です。

このボディスキャン瞑想は、驚くほど自分自身が気になる部分が”引っかかる”ということです。必ずしもその体の部位に異常があるとも限りませんが、なんらかの理由で緊張しているとか、知らないうちに引っかき傷であったり、虫に刺されていたりと、特に目に見えにくい部分へも積極的に意識を向けることで気づけることがあります。


<ボディスキャン瞑想のやり方>

  1. 基本的に座位
    座位でも仰向け(シャバーサナ:屍のポーズ)でもどちらでもいいです。けれども、初めのうちは、リラックスしすぎないように椅子に着席してやったほうがいいと思います。

  2. 背筋を伸ばしてゆっくり座る

  3. 自然な呼吸を行いながら、ゆっくり、目を閉じていき薄目で50cm先ぐらいをみる。

  4. 太陽の光が自分の頭の頂点から体の中に入ってくるような感覚をイメージしてください。

  5. さて、ここからボディスキャン開始です。

  6. 普段は意識することのない、一つ一つの自分の器官に一個づつアテンションをむけてください。

  7. まず自分の頭部をスキャンです。太陽の光が中と外から照らしていくイメージを持ってください。もしかしたら、どこかがかゆく感じるとか、空気(風)が当たっている感覚に気づければ、順調です。まさに、その感覚です。

  8. 睡眠不足の人は、頭の中に不快な感覚!言葉に言い表すと難しいですが、ボッとするような錘のヘルメットをかぶっているような感覚があるかもしれません。それも正しいスキャンが出来ています。

  9. そうした不快な感覚を感じることができれば、より深い呼吸を意識して、鼻から新鮮な空気を吸って、その空気をその重たいヘルメットをかぶった頭に吹きかけるようなイメージをしてみてください。

  10. それは、海水浴で使う浮き輪に空気をいれるのではなく、紙風船に空気をいれるような感覚です。

  11. そして、今後は不快な感覚を呼気とともに吐き出すイメージをもってください。それは、いっぺんに出すイメージではありません。何回かにわけれゆっくり、ゆっくり、追い出すようなイメージです。

  12. 多少でも不快感が和らいだら、次は額、目、鼻、耳、口、胸・・・とどんどん体のパーツにスキャンを移動させましょう。

  13. 不快感や緊張感は色々な個所の筋肉が固まっていたり、歯を食いしばっていたり、顎に力を入れているかもしれません。力が入っているな、固まっているなと感じたら、その部分にも、さっきと同じように新鮮な空気をゆっくり送りながら、意識的に緊張感を和らげるようにしてください。

  14. もちろん、時間は限られますので、平日は少し気になる箇所だけにして、休日には全身をスキャンをしてみてもいいかもしれません。

このボディスキャン瞑想は、普段の瞑想の一つとして行えばよいので、特に毎日する必要はありません。なんか体調が悪いなぁと思う時には、そこに意識を向けてみればいいでしょう。飲みすぎた翌日などは、身体に謝罪を伝えるような気持ちをもって行うと、”しょうーがないなぁーご主人は・・・”なんてことで、許してもらえて、回復が早いかもしれません(実際、早い感覚はありますが、科学者ではないので、数値的な根拠がありません)。

いずれにしても、長くつきあってくれている自分自身の身体です。メンテナンスをしているイメージでアテンションしてあげてください。喜んで反応してくれますよ。

それでは、皆さん、良い一日を!

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