No.012 自分に嘘をつくことはできる。でも、いつかは崩れていくものだということ。

新しい職場で働くようになって、今までよりも人間関係のストレスは圧倒的に少ないし、仕事に追われる日々という訳でもなく、非常に穏やかに過ごしているように感じます。
もちろん最初は、慣れない環境で覚えることもたくさんあって、集中していたからどっと疲れたけれど、前職辞めてよかったなあと思うのです。

だけどね、やっぱりどこかで引っかかってしまうのです。
アラサーで、一応まだ20代で。海外で働くっていう夢もずーっと持っていたから、ワーホリって選択はずっと頭の中にあって、悩んでた。
これまでの職歴は他の同い年の子に比べれば少ないし、もっと専門的に経験を身につけていくべきだとは思っていて。だけど、普通に現地企業で働くハードルの高さや、駐在員になるまでの時間の長さを考えると、ワーホリは特にビザにおいて利点が多いんですよね。年齢制限だってあるし、思っているような仕事はできなかったとしても、少なくとも海外で仕事をするという目標は達成できる。

それでも、日本で転職することにして、ありがたく内定も貰って働き始めて。上記に挙げた理由で、良い会社に入ったな、良かったなと思ってる。専門性高められるし、これで良かったって。ここでしばらく頑張るぞって思いました。


でも、なんか気付いちゃったんです。
そうやって、自分に言い聞かせてるんだなって。自分の選択が間違ってないってことにしたくて、言い聞かせてるんだなって。

思い返せば、今までずっとそうやって自分に嘘ついて、言い聞かせて生きてきたような気がします。
そのせいで、日本で生きるのがしんどくて、枠にはめられたくなくて、やらない後悔をしたくなくて選んだ学部留学なのに、戻ってきて結局その枠にとらわれてる。
また、やらない後悔をしないために悩んだのに、今度はその後悔を選んでしまった。だから、それを認めたくなくて、いつも以上に言い聞かせてる気がする。いろんな人に、転職したよ!いい職場だよ!って連絡してさ。

着たくない服を着て、満員電車に揺られて、仕事してる。
”日本の社会において、そうであるべきと考えられている行動”を率先してやってしまっているのがつらい。
窮屈な”日本社会”という服に押し込められて生活してるのがしんどい。
わたしは、キャリアよりも自分のために生活したい。
自分の感情が心地よい場所で生活したい。

今まで自分に言い聞かせてきたことが、本当にしょうもなくて、全部やり直したい気分だけど、ここからまだ軌道修正はできると信じてる。ほんと、バカみたいだけど。
もう自分に嘘をつかずに生きていきたい。感情を大切に生きていきたい。ただただ、それだけなのです。