42.第五回十字軍
①フリードリヒ2世はイスラムに甘い?
意味が分からなくてめちゃくちゃだった4回目のあと、教皇はもう一度聖地奪還を図って皇帝に命令します。
教皇「神聖ローマ皇帝、十字軍を編成し、聖地を奪還せよ。」
時の神聖ローマ皇帝はフリードリヒ2世。
皇帝は思っていた。
皇帝「十字軍いきたくねえ!」
②イスラムに甘い理由
フリードリヒ2世の出身はシチリア島。
この島は、フェニキアとか、ゲルマンとか、ノルマンとか、アラブとか多くの民族が出入りした島で、とてもグローバル。
ノルマン人が支配する時に、文字や政治システムや文化など抜きんでていたアラブ系の人々をそのまま残した。
だからフリードリヒ2世の幼少期には周囲にイスラムがたくさんいた。
家庭教師もムスリムだった。
③フリードリヒ2世は手紙を書く。
十字軍をしぶしぶ編成して遠征に向かう際、イスラムの支配者に手紙を送った。
「私はイスラム文化を尊重しています。なので、戦いを好みません。占領したと言う事実だけ欲しいのであとは普通に生活していてください。」
こうして誰も殺さずにイェルサレムに入場した。
現地にいたムスリムはフリードリヒ2世に遠慮して、イスラムの礼拝の時に合図がうるさいのでしなかった。
フリードリヒ2世は言った。
「寂しいからやってくれ。」
玉座にいた最初の近代人と呼ばれた。
教皇はこれに激怒し、フリードリヒ2世を破門した。
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