63.大航海時代(スペイン)その2
①冒険者その2:マゼラン
スペインはまだ香辛料をまだ手に入れていない。早く手に入れなければ!ということでマゼランポルトガルとは反対の方向へ船を出してインドへ。南アメリカ大陸のマゼラン海峡を通ってどんどん進んでいく。
マゼラン海峡はこれ。
到着したのがフィリピン。マゼランはここの王であったラプラプ王に殺されてしまうが、仲間たちはなんとか逃げて本国へ帰っていった。そして香辛料を手に入れる。
マゼランはフィリピンで死んだので正確にはマゼラン艦隊が世界一周を成し遂げた。アメリカにちなみにフィリピンという国の名称はきスペイン王子フェリペからきている。
②南アメリカでのコンキスタドールたち。
コンキスタドール=征服者という意味。まずはコルテス。石器時代だったアステカ国王を侵略。銃や騎馬を持っていたコルテスたちには太刀打ちができなかった。
ピサロもコルテスの支配方法を真似してインカ帝国へ攻め込む。
意外にも抵抗してくるインカ帝国。そして。
すぐに制圧されてしまったインカ帝国。アタワルパは最期キリスト教に回収すれば死刑の方法を軽くしてやろうといわれ、プライドも何も捨てて死んでいった。
③出てくる資源資源。
南アメリカで銀山が発見された。その名もポトシ銀山。大量の銀は本国スペインに運ばれ、スペイン王室は莫大な財を手に入れることができた。東方見聞録に出てくる黄金の国ジパングのように、植民地は宝の山だったのだ。
しかし、その労働力は現地人が使用されるわけだが。スペイン人は伝染病を運んで現地住民がそれにかかり、半分近く死んでしまった。するとスペイン人は黒人をここへ運んできて働かせ始めた。エンコミエンダ制である。
ヨーロッパは銀のおかげで価格が上昇していく。価格革命という。そして、この革命によって発生したのがインフレーション。
領主たちはこれに気づいていたが大事なことを忘れていた。領民に払わせる税金である地代の値段をそのままにしていたのだ。領民は街で稼いできているのでどんどん金がたまる。地代があっという間に返せるようになったのだった。
領主たちは没落していく。
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